四季のつれづれ

移りゆく季節の中で感じる喜び・・・

奈良県 蜻蛉(せいれい)の滝

2008-07-14 09:25:52 | おでかけー滝
公園の鳥居をくぐり、5分も歩かないうちに、
水音とともに滝の姿が見えてくる。


落差50メートル、かなりの迫力だ
でも、この休憩所からはまだ全容は、見えない。


休憩所から螺旋階段を下りて、展望台に行くと
2段に流れ落ちる滝を見ることができる。
1段目


そして2段目
黒い岩肌を水しぶきをあげ勢いよく、
岩肌を伝うように流れる水はゆっくりと滝壺に落ちていく。


滝の周辺にはぐるりと滝をめぐる散策路が設けられていて
別の方向からも見ることができる。
散策路を回り、下の公園でお弁当。
太陽も大分高くなってきたのでもう一度滝を見に行く。
そう、虹を見るために…



第21代雄略天皇がこの地で、狩りをされた際、
天皇のひじに噛みついたアブを
蜻蛉(とんぼ)が現れて退治したとか…
それを褒め称えて、この地を蜻蛉野(あきつの)と呼ぶようになり
蜻蛉の滝と名づけられたそうだ。
万葉集にもうたわれ、本居宣長や松尾芭蕉 宝井基角なども
訪れているそうだ。
前に吉野山を歩いた時に、蜻蛉の滝への道標を見たことがあって、
きっと山奥なのだと、勝手に思い込んでいた。
車で行けば、5分も歩かないで
こんな勇壮な滝を観れることに驚いた。

  □奈良県吉野郡川上村西河