早いもので今年も霜月
11月を迎えました。
10月はこれまでになくブログの更新に
気持ちが回らないほど多忙で
それはそれでありがたいことなんですが
取り巻く空気感がなんだが
落ち着かない感じもして
あっという間の1ヶ月でした。
満月にはじまり満月に終わるという
記憶に残る月でもありました。
さて
10月31日(土)夜の
NHKスペシャル
「作曲家・筒美京平」を見ました。
あるプロデューサーは
彼の数々の作品の中から
「木綿のハンカチーフ」の旋律について
極上の味噌ラーメン
と表現されました。
▲YouTube「木綿のハンカチーフ」
香港で食べる拉麺は
ちょっと香りがキツ過ぎる。
それを日本の伝統的な味噌と
掛け合わせることでオリジナルの
日本のラーメンができた。
筒美京平さんの作品は
洋楽と邦楽の旋律を絶妙にミックスし
それは僅か1音足すことで
作られていることに驚かされました。
また
作詞家の松本隆さんは
筒美京平さんとの出会いは
「メインストリーム」と
「サブカルチャー」の闘いだった
と言われ
ひとつの時代を作った
彼との思い出を静かに語っていました。
あの時代を
ともに経験したものとして感じることは
日本の歌謡曲は昭和50年代をピークに
昭和天皇が崩御された1989年を境に
「バンドブーム」によって塗り替えられ
いわゆるメインストリームが
歌手からグループへと転換しながら
多くの才能が開花する時代へ
変わっていきました。
そして今日では
YouTubeなどの配信環境の変化によって
個人の発する情報がダイレクトに
ムーブメントに繋がる時代になりました。
番組の中で
もっとも印象的だったシーンは
ブームやムーブメントと呼ばれる現象には
一定の法則があって
それは常に社会の成熟が先行してその後
音楽などの文化が生まれてくる
というもの。
換言すれば
必要とされる文化のみが
時代によって出現するとも言えます。
▲YouTube「鬼滅の刃」予告編
昨今の「鬼滅の刃」のブームも
この時代に必要とされた作品なのでしょう。
幼少期は「ウルトラマン」や
「仮面ライダー」などの
勧善懲悪ストーリーが中心でしたが
善と悪の対立がものごとを判断する
中心的な規範となる価値観は
今の時代には相応しくない。
今の時代は
その持つ優しさから悩み
苦しみながらも閉塞感のある社会を
何とか生き抜いている一人ひとりの
ストーリーにこそドラマがある。
「鬼滅の刃」のブームは
すでに時代が変わっていることを
伝えているように感じます。
と同時に
大きな転換点を支え
乗り越えていくのは
いつの時代も若いエネルギーに
拠ることを期待せずにはおれません。
時代は優れて
良い方向に進んでいます。
さて霜月は
どんな月になるでしょうか?
ワクワクします。
11月を迎えました。
10月はこれまでになくブログの更新に
気持ちが回らないほど多忙で
それはそれでありがたいことなんですが
取り巻く空気感がなんだが
落ち着かない感じもして
あっという間の1ヶ月でした。
満月にはじまり満月に終わるという
記憶に残る月でもありました。
さて
10月31日(土)夜の
NHKスペシャル
「作曲家・筒美京平」を見ました。
あるプロデューサーは
彼の数々の作品の中から
「木綿のハンカチーフ」の旋律について
極上の味噌ラーメン
と表現されました。
▲YouTube「木綿のハンカチーフ」
香港で食べる拉麺は
ちょっと香りがキツ過ぎる。
それを日本の伝統的な味噌と
掛け合わせることでオリジナルの
日本のラーメンができた。
筒美京平さんの作品は
洋楽と邦楽の旋律を絶妙にミックスし
それは僅か1音足すことで
作られていることに驚かされました。
また
作詞家の松本隆さんは
筒美京平さんとの出会いは
「メインストリーム」と
「サブカルチャー」の闘いだった
と言われ
ひとつの時代を作った
彼との思い出を静かに語っていました。
あの時代を
ともに経験したものとして感じることは
日本の歌謡曲は昭和50年代をピークに
昭和天皇が崩御された1989年を境に
「バンドブーム」によって塗り替えられ
いわゆるメインストリームが
歌手からグループへと転換しながら
多くの才能が開花する時代へ
変わっていきました。
そして今日では
YouTubeなどの配信環境の変化によって
個人の発する情報がダイレクトに
ムーブメントに繋がる時代になりました。
番組の中で
もっとも印象的だったシーンは
ブームやムーブメントと呼ばれる現象には
一定の法則があって
それは常に社会の成熟が先行してその後
音楽などの文化が生まれてくる
というもの。
換言すれば
必要とされる文化のみが
時代によって出現するとも言えます。
▲YouTube「鬼滅の刃」予告編
昨今の「鬼滅の刃」のブームも
この時代に必要とされた作品なのでしょう。
幼少期は「ウルトラマン」や
「仮面ライダー」などの
勧善懲悪ストーリーが中心でしたが
善と悪の対立がものごとを判断する
中心的な規範となる価値観は
今の時代には相応しくない。
今の時代は
その持つ優しさから悩み
苦しみながらも閉塞感のある社会を
何とか生き抜いている一人ひとりの
ストーリーにこそドラマがある。
「鬼滅の刃」のブームは
すでに時代が変わっていることを
伝えているように感じます。
と同時に
大きな転換点を支え
乗り越えていくのは
いつの時代も若いエネルギーに
拠ることを期待せずにはおれません。
時代は優れて
良い方向に進んでいます。
さて霜月は
どんな月になるでしょうか?
ワクワクします。