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かつて
二十年に一度の
神嘗祭(かんなめさい)は
遷御とともに行われており
神宮では特に重要で
大切にされてきた神事です。
そのため
式年遷宮直後の神嘗祭は
「大神嘗祭」といわれます。
平成25年10月16日
台風一過の澄み渡った夜空に
青い月が浮かんでいます。
神宮の中では
まさにこれから“神嘗祭”が
執り行われようとしています。
※画像は宇治橋鳥居
神嘗祭に先立ち
毎年執り行われている神事があります。
それは
初穂曳き(はつほびき)と言われ
今年収穫した新しい稲穂を
神領民が神宮にお届けする行事です。
収穫後の新米を船に乗せて
五十鈴川の下流から
神宮まで運ぶわけですが
その物量たるや
相当なものだったようで
その昔の人々にとっては
大変な苦役だったようです。
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しかしながら
苦役としての労働を
賑やかで華やかなお祭りに昇華し
皆で楽しく続けてきた
日本人の知恵と誇りには
感嘆せずにはおれません。
ご先祖様に感謝ですね。
今年は
台風一過で五十鈴川が増水したため
急遽、陸曳き(おかびき)に変更。
以下、その様子です。
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宇治橋を渡る様子↓↓↓
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宇治橋手前の大流木
(台風の影響ですね)↓↓↓
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筆者風体
(北海道の小川健一画伯作品)↓↓↓
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稲穂や俵を担いで
神宮参道を進み
五丈殿に奉納します。
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奉納の様子を動画にしました。
↓↓↓
◎五丈殿御初穂奉納
10月17日の早朝は
内宮特別参拝です。
200名近い有志の方々と
黙々と参道を進みます。
参道の清清しさと
旭日の力強さを全身に感じました。
素晴らしい光が
降り注いでいます。
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本宮参拝の後
荒祭宮(あらまつりのみや)に奉賛。
神々しいばかりの黄金色の社殿は
見るものをうっとりとさせます。
まさに“日本の美”ここにあり
といった感じです。
このお宮は内宮の別宮で
天照大神の荒御魂(あらみたま)を
お奉りしてあります。
祭神は
「天照坐皇大御神荒御魂」と
標記されています。
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内宮の初穂曳き神事において
陸曳きを行ったのは
たいそう久しぶりとのこと。
大変貴重な体験をさせてもらいました。
お世話を頂いた伊勢の神領民の方々に
心から感謝いたします。
神宮の三節祭は
6月に月次祭(つきなみさい)
10月に神嘗祭
が執り行われ
年内は
12月17日の月次祭が
最終となります。
神宮
そして
日本と世界の平安を祈ります。
凛とした空気感!
ありがとうございます♪
遷宮の今の時に
月次祭にも繋がりたいなと(*^^*)
月次祭もオススメします。
ぜひ御出でください。