▲映画『アリスのままで』公式HP(↑Link)
ネタバレになってしまわない程度に
ストーリーを簡単に紹介します。
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ニューヨークのコロンビア大学で教鞭をふるう50歳の言語学者アリス(ジュリアン・ムーア)は、キャリアを積み学生たちから慕われる一方、家族にも恵まれ、まさに円熟期を迎えていた。しかし物忘れが顕著に現れるようになったため受診したところ、若年性アルツハイマー病だと診断される。日々記憶が失われる中、アリスは懸命に自分の運命と戦っていく。。。
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若年性アルツハイマーをテーマにした映画は
渡辺謙主演の日本映画で
平成18年(2006年)公開の
『明日の記憶』
平成16年(2004年)公開の韓国映画
『私の頭の中の消しゴム』
などがよく知られているところではないでしょうか。
とりわけ
『私の・・・』の中の
若くてキレイな女性が失禁するシーンは
とてもショッキングでした。
ちなみに
『アリス・・・』の中でも同様のシーンが
出てきます。
同じ症状を持つ父親の介護を経験しましたが
排泄に関しての感覚が失われていくのは
共通の症状のようで、対応する家族の心労は
それはそれは大変なものです。
▲ジュリアン・ムーアが「アリスのままで」でアカデミー主演女優賞を獲得してからわずか20日足らず。本作の監督・脚色を務めたリチャード・グラッツァー(画像中央下)が死去した。63才だった。
ところで
アルツハイマーの発症シーンは
ドラマチックに描かれていますが
現実的に病気や怪我は
ある日突然やってきます。
それ自体
まるで大きなメッセージ性を
持ち合わせているようで
・どういう心境で
・どのように向き合い
・どう受け入れるのか
を試されている
と言えるかも知れません。
この作品で描かれている
アルツハイマー病のシーンは
観られることを前提に脚色されていますので
ショッキングな演出は控えめにしてあります。
むしろアリスを取り巻く
家族の揺れ動く思いが実にシリアスに
丁寧に描かれています。
なかでも
アリスを介護することに決めた娘が
アリスに物語を読み聞かせする
シーンが大変印象的です。
うろ覚えですが
確かこんな感じのセリフでした。
映画のラストシーンです。
▲娘リディアを演じたクリステン・ジェイムズ・スチュワート
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娘「お母さん。今、私が読んだお話し、どう思った???」
母「・・・・・・・」
娘「どんな物語だった???」
母「・・・・・・・」
娘「どう感じた???」
母「○○○○○・・・・・・」
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エンドロールが流れている間
涙が止まりませんでした。
ネタバレになるので
○印はぜひ映画館で味わってみてください。
ちなみに
東急ハンズ広島店の8階にある映画館
「サロンシネマ」には
真っ赤な座布団のお座敷席があります。
この時期
裸足であぐらをかいて観ると
とてもリラックスできます。
まさに癒しのひととき!
蒸し暑いこの時期
映画で癒されてみませんか。
◎感謝
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