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今日は5月9日の日曜日。
今日までゴールデンウイークという方も
いらっしゃるでしょうね。
昨年同様
解放感の薄い連休という感じがしたのは
ワタシだけでしょうか?
さて
そんな連休中の巣籠り生活で
久しぶりに映画を観ました。
原題は「Arrival」
邦題は
「メッセージ」
です。
2016年公開のこの作品は
数々の受賞歴やノミネートがあり
なかでも
イギリスの第70回アカデミー賞では
「音響賞」を。
アメリカの第89回アカデミー賞では
「音響編集賞」など
たしかに独特の雰囲気のある作品にふさわしく
音響効果のすばらしさには感嘆しました。
ところで
この作品を観た方が一様に
「あっ、あのばかうけね!?」
などと言うので何かしら爆笑する
コミカルなシーンがあるのかと
気になっていましたが映像を観て
なるほどまさに
煎餅の「ばかうけ」がそこにありました。
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この作品はSFですが
宇宙人来襲で人類がひとつになるという
旧来からのストーリーを踏襲しています。
ただこの作品の特長は
「言語」にスポットを当てたことです。
「ヘプタポッド」とよばれる宇宙人が
地球に来た目的がわからない。
なぜなら言語体系が全く異なるからです。
それを解明しながら展開していく
言語学者ルイーズ(エイミー・アダムス)が主人公です。
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彼らの文字を分析すると
人類に「武器=道具」を与えるために地球に来た
と解釈の出来る返答があり
これを脅威と見なした中国軍が
ヘプタポッドとの戦争の準備を始めてしまう
というストーリーが続いていきます。
以降ネタバレになりますので
DVDやNetflixでの配信でお楽しみください。
一度観ただけでは
「なんのこっちゃ!?」
って感じですが2回、3回観て
「なるほど!」
となるテーマがベースになっています。
過去、現在、未来の
時間軸を飛び越えた現実が
目の前で展開されると
こんな感じなんだなあと
深い感動を覚えた作品でした。