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みむろ

2021年04月25日 | 食日誌

▲奈良県大神神社の大鳥居

大神神社に向かう道すがら
電信柱に架かる幾つもの
「名物みむろ」の看板。
この辺りは何度も車で通っていますが
初めて目にした感覚に
「これは行け!ということ?」と思い
「みむろ」が何かも調べることなく
参拝前に立ち寄ることにしました。


そこは
大神神社の大鳥居に隣接する和菓子屋さんで
別棟の喫茶に入ってとりあえず
お抹茶を注文したのです。
すると
「みむろ白玉屋」と刻まれた最中が
紅い盆に鎮座して出てきました。




「ミルクボーイ」の漫才で
最中は人気のない菓子として
ネタにされていましたが
最中イチオシのワタシとしては承服できず
「きっと美味しい最中を知らんのだ!」
と思いつつも確かにモサモサ感は否めない
と感じていました。


▲ミルクボーイ

ところが
ここ「みむろ」の最中は
モサモサ感は全くなく
餡の大納言は上品な甘さで
あと口が実にさわやかなんです。
大袈裟に聞こえるかも知れませんが
一人で10個くらいは一気に行けそうな勢いの
美味しさでした。


「みむろ」は
幕末の弘化年間(1844~1848)に
初代白玉屋榮壽により創業され
170余年の間一子相伝による製法で
七代にわたって受継がれている伝統の味。
ちなみに「みむろ」の名称は
大神神社の御神体山「三諸山」に
因んだものだそうです。
言わずもがな
「みむろ」10個入りを
お土産に持ち帰りました。

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