自分らしく生きましょう

あの日からもう2年…

経つんですね。
今日、会社では合同避難訓練があり、全員で黙祷を捧げました。
改めて東日本大震災で犠牲になった皆様に哀悼の意を表すると共に、ご冥福をお祈り申し上げます。
また、復興途上に置かれている皆様へお見舞い申し上げます。


でも、
正直に申し上げますが…
一昨年のあの日、私は大きな地震だとは思いながらもここまでの被害を想定せず、割と軽い気持ちでいました。
帰宅途中で、首都圏の交通機関が麻痺する中、自宅へ連絡がつき、家族の無事を確認できて、それでもう、ものすごく軽い気持ちで居ました。
何とか自宅へ帰り着いて、TV画面を見て、ヤシ科に、阪神淡路大震災の時受けたのと同じショックを受けました。
それでもまだ、あの津波や火災の中で、多くの人がなくなっているという悲劇を心の底から受け入れることは、なかったように思えます。
少なくとも、自分の家族が無事である、そのことで、安心し、満足してしまっていたと思います。
ものすごく自分勝手な考えなのでしょう。
そう言う自分を思って、今でも時々自己嫌悪に陥ることがあります。
でも、どうしても心のなかで、何かが起こるとしても、何にも増して自分の家族が無事であってほしい、そう願っています。
もし、天災や事故が起こるのであれば、自分の家族にトラブルが降りかからないタイミングや場所で有って欲しい、そう日々願っています。
悲しいけれど私はそう言う人間なのです。


そう、電力会社の人間がどうなっても私は知ったことではありません、御しきれない原発をこれ以上あのいい加減な連中の手に委ねたくはありません。
この先気の遠くなる年月、安全に保管しなければいけないプルトニウムの事を思っただけで、目眩がします。
経団連の先老い先短い爺さんの戯言に乗って、短期的視野で原発を再稼働させるなど、もってのほかだと思います。
安全が確認されたらなどという、詭弁を弄り回す安倍首相には嫌悪感すら感じます。
(所詮政治家ですから、彼の言っていることを信用してはいけないことは当然なのですが…。
 あの人の頭のなかでは、短期的に何としても経済を上向きになったと国民が思ってくれること=支持率を維持すること、それが第一優先なのでしょう)
でも、この世の中に100%はありえないし、完全とか完璧とか絶対などと言うのはありえないのです。
科学というのは、ある時正しいという学説がいつの日かひっくり返るという宿命を持つから科学なのであり、進化を続けられるのです。
色即是空、空即是色…この世に絶対があるとしたら、それは、ただひとつ、生きとし生けるもの、この世に存在するものはいつか朽ちてその姿を消すということです。
そして、私達も儚い存在です。
今日自分が死ぬかもしれないと考えた時、あんな危ないものを自分の子供やその先の世代に残したいとは決して思いません。

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コメント一覧

STRAKER
日本人の空気というもの
http://blog.goo.ne.jp/hibiki_heart
第二次世界大戦突入前に、多くの高級将校が、勝てるとは思っていなかったと言います。
でも、「それを言い出せる空気ではなかった」とも。

その様な日本人の性癖は、未だに治っていないような気がします。
「おかしいのではないか?」と言い出せる人材は、どんどん煙たがられ、淘汰されてしまっている構造は第二次大戦前から変わっていないのではないのでしょうか?

そんな日本人だから、先例主義、事なかれ主義でよかった時代、官僚は活躍しましたが、この激動の時代に取り残される一方だとも思います。

確かに、我慢、辛抱は日本人の美徳の一つだとは思います。

でも、それだけでこの先どうなるのか、自分も含めて改めて真摯に「おかしいのではないのか?」と言い出せる日本にして行きたいものです。
noga
miserable
安全は大好きだ。神話も好きだ。安全神話作りは得意で、広めるのもたやすい。
だが、最悪のシナリオを想定するのは難しい。
平和ボケのようなものか。

太平洋戦争初期に、フィリピンの米比軍はキング少将もジョーンズ少将も投降して、75000人以上の将兵の命を救った。
太平洋戦争後期に、日本軍は米空軍の飛来をゆるし、1945年3月10日未明、東京の下町の江東地区がB29約300機による空襲をうけ、死者10万をこす被害を出した。
日本人の指導者には、作戦の成否を予測する力はないのか。
人命の尊重はどのように考えられていたのであろうか。

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