定年退職した人を見ているとはっきり傾向がわかる。
元麻生財務大臣が、老後の資金が2000万円必要だとうっかり口を滑らせて大騒ぎになったことがあった。
それで、世間では、2000万円持っているか、持ってないかで色々と考えさせらるようになったのだ。
まず、定年退職してお金が2000万円持っている人は一応は生きていけると安堵する。
しかし、これから先何があるかしれないから、その2000万円を何とか取り崩す額を減らそうと、節約に励むのだ。
その不安は、金融資産1億円くらいにならない限りとまらない。
しかし、定年を迎えても更に別の会社で働く人や独立して自分で事業を始める人は、全然違う。
自分の財産が減っていく不安がない。
むしろ、増えていくのだから、お金を使わなければ損と、どんどん使う。
定年後仕事を辞める人と仕事を続ける人でこれだけ意識や行動に差が出るのだ。
結局、下流老人にならないためには、定年後も別の職場で働き続けることで防げると思う。