午後の後半は、洗浄である
掘って、カゴに入れたまま泥の付いた発掘物を
水に付けて洗うのだ
陶器のようなモノは、ブラシでゴシゴシと洗う
素焼きのようなモノは割れやすいので、ハケで優しく洗う
掘ったモノの中には、固い土だけで出来ていたモノもいくつかあり
笑いながら、「これもダメだぁ」と作業していた
我々の班は大物は無かったが、他の班ではちょっと大きなモノもあった
遺跡は、使っていて壊れた器を、住居近くの川に捨てたモノだろう
だから完成品が出る事は稀なようだ
その後、時代が過ぎて川が土砂で埋まってしまい
時代ごとにまとまって出土するようだ
火事などで住居が使えなくなった時などは、
完成品が出土する可能性もあるそうだ
今回は小さい炭状のモノがいくつも見つかったので
どんな状況なのか思いを巡らせていた
また機会があれば参加したいな