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カトリックと神道と靖国神社

2016-12-18 20:39:35 | お話
☀️カトリックと神道と靖国神社☀️


私は敬虔なローマンカトリックの信者です。

それでも神道の素晴らしさはわかります。

神道は自然を神と崇めて大事にしつつも、

他の宗教に対しても寛容であるので、

広い視野で物事を捉えることができる宗教だと思っています。

そのような神道の神社を
母国に建立できることは望外の幸せでもあります。

実はカトリックと靖国神社は深い因縁があるのです。

第二次世界大戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)内には、

靖国神社を軍国主義の象徴とみなし、

焼き払った上に、跡地をドックレース場にしようとした動きがあったそうです。

これには賛否両論があり、マッカーサー司令官も答えを出せずにいたようです。

そこで、司令官は当時、ローマ教皇庁(バチカン)の臨時駐日代表ブルーノ・ヴィッテル神父に意見を求めました。

するとヴィッテル神父は、

「いかなる国も、その国に殉した兵士に対して、敬意を表す権利と義務があり、

それは戦勝国、敗戦国問わず平等である。

もし、アメリカ陸軍が靖国神社を焼却したならば、

米陸軍の歴史に永久に消すことのできない汚点を刻むことになるだろう」

と、進言し、

司令官は靖国神社焼却中止命令を出したそうです。

アメリカン・カトリック教会のメリノール宣教会のパトリック・バーン神父も、

戦後の靖国神社存続に尽力しました。

彼の手紙には次のような一文があったそうです。

「国家神道は愛国心の表面以上の何物でもない。

それはプロテスタントとカトリック、ユダヤの教徒がアーリントンの無名戦士の墓で花輪を供えるようなものだ」

(京都司教区カトリック高野協会「バーン司教の足跡」より)

このような経緯があったことを考えると、

クリスチャンである私たちヨーロッパ人のサンマリノに神社本庁公認の神社を建立できることは本当に感慨深いものがあります。

私は、各国の大使を前に、靖国神社の本来の意味についてレクチャーしたことがしたこともあります。

また靖国神社においても神道の素晴らしさをスピーチしたこともあります。

靖国神社のことは、国際的にもすごくナーバスになっていますが、

私の思うに、靖国神社のことについて、

特に中国や韓国は、とても大きな誤解をしているのではないでしょうか。

靖国神社は145年前にできた神社です。

第二次世界大戦のずっと前です。

靖国神社のような、国を守るために亡くなった軍人を慰霊するメモリアルのお祈りの場所は、

世界中どこにでもあります。

イタリアには、ローマにヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂がありますし、

アメリカにはワシントンDC近郊にあります。

ドイツにも、フランスにもあります。

それが、日本では、たまたま靖国神社なのです。

だから、一部の国が行っている、

「靖国神社には日本の戦争犯罪にも祀られている」

と一方的に非難するのは、ナンセンスなことだと私は思います。

ヴィッテル神父やバーン神父の考え方を、ぜひ知ってほしいと思います。

戦争の時は、平時の基準で考えたら誰もが犯罪人です。

人間は良い面と悪い面を持ち合わせています。

ですが、戦争となると平常心を失います。

自分で自分をコントロールできなくなってしまうのです。

躊躇したら自分が殺されてしまう。

だから、戦争に勝者はいないのです。

勝者も敗者も、戦争の犠牲者なのです。

昔のことを蒸し返すだけでは意味がありません。

世界には様々な意見があるのは承知していますが、

なぜ日本だけが戦争で悪いことをしたようにいわれないといけないのでしょうか?

戦勝国も敗戦国もともに、戦争では残虐な行為をしています。

しかも、第二次世界大戦から70年近く経っているのです。

戦争の記憶は消せません。

しかし、戦争反対の考えを広めることはできます。

ヨーロッパの国々は、ドイツの戦時中の悪行を二度と繰り返さないように注視し、

同時に共に、未来に向かって進んでいます。

だからもし、中国と韓国が本当に平和を望んでいるなら、

日本を罵ることよりも、

まずは世界大戦を二度と起こさないようにすることです。

若い人が、戦争を悪いことだと理解して二度としないように教育しなければいけません。

そして、そこから未来のことを考えるべきでしょう。

また、日本政府も、戦争当時のことをもっとしっかりと説明するべきです。

靖国神社は、戦犯だけを祀っているのではありません。

「靖国で会おう」と言い合って、若者達がお国のために命をなげうちました。

もちろん、日本という国家を守るためですが、

本当のところは愛する家族たちを守るためだったのではないでしょうか。

靖国神社はそんな彼らの霊を慰めるところです。

またこうした過ちが繰り返されることがないように祈っている

ということを、

世界に向かってしっかりと言うべきだと私は思います。


(「だから日本は世界から尊敬される」マンリオ・カデロさんより)


学びになりますね。(^_^)

私は、まだ、靖国神社に参拝したことはないんですが、

ご縁があり、参拝することになりましたら、

こう言って、お詣りしたいと思います。

「おかげさまで、世界でも有数の豊かで平和な国になりました。

ありがとうございます。
感謝してます。

また、嬉しいことに、さらに世界から尊敬を集める国になりつつあります」

と。(^_^)