話題の女子高生
最近、あるメキシコの女子高生がニュースになったのをご存知ですか?
その女子高生の名前は、グアダルーペ・パラシオスさん。
メキシコ南部チアパス州の公立高校に通い、クラスでは、「ドナ・ルピタ(ルピタさん)」という愛称で呼ばれる人気者です。
授業中では熱心にノートを取り、ダンスの授業でも活躍する頑張り屋の生徒なんだとか。
フランスの通信社「AFP」の記事によると、先月4月16日、グアダルーペさんは制服の白いポロシャツと黒のスカートで初登校。
上からピンクのカーディガンを羽織って自分らしさを出したそうです。
これだけ切り取ると、ごくあふれありふれた高校生の入学風景に思います。
でも、実はグアダルーペさん、
御年96歳。
誰よりも年上の女子高生だったのです。
貧しい家庭に育った彼女は、家の畑の手伝いに明け暮れる子供時代を過ごし、学校には通えませんでした。
成人後は市場で商売をし、計算はできるようになりましたが、
読み書きを学ぶ機会はなかったそうです。
そこで92歳の時、一念発起して読み書きの講座を受講。
しかも、そこで歩みを止めません。
さらに小学校の成人向けコースに申し込み、
4年足らずで中学校の過程まで修了してしまいます。
その後、普通の公立高校に入学し、80歳年下のクラスメイトたちから拍手で迎えられたのでした。
「今ならボーイフレンドに手紙も書けるわ」
と笑顔で話す姿が素敵がグアダルーペさん。
「すごいなぁ」と思わず声に出してしまったのは、記事の最後の一文です。
「そんなパラシオさんは、既に高校卒業の先を見据えている。
100歳の誕生日までに卒業し、
いつの日か、幼稚園の先生になることが夢だそうだ」
ちなみに、ブルーブルガリアでも76歳の男性が小学校に入学していたり、
オーストラリアの大学では97歳という史上最高齢で4つ目の修士号を取った男性がいるそうです。
その話を聞くたび
「学ぶことに年齢は関係ないんだ」
とあらめて感じます。
昨年本誌に掲載された脳神経外科・上田孝先生いわく、
人間の脳神経細胞には、ものすごい「可塑性」があるのです。
形を変えられる粘土のように、脳のも刺激を与えるほど、できることが増えていきます。
その上、何歳になってもその勢いは衰えないといいます。
私も今まで勉強してなかった事や「今からじや遅いな」と思っていた事に挑戦してみたくなり、
その一歩になりそうな講座に応募してみました。
ドキドキしながら結果待ちです。
(「みやざき中央新聞」H30.5.14 取材ノート野中さんより)
最近、あるメキシコの女子高生がニュースになったのをご存知ですか?
その女子高生の名前は、グアダルーペ・パラシオスさん。
メキシコ南部チアパス州の公立高校に通い、クラスでは、「ドナ・ルピタ(ルピタさん)」という愛称で呼ばれる人気者です。
授業中では熱心にノートを取り、ダンスの授業でも活躍する頑張り屋の生徒なんだとか。
フランスの通信社「AFP」の記事によると、先月4月16日、グアダルーペさんは制服の白いポロシャツと黒のスカートで初登校。
上からピンクのカーディガンを羽織って自分らしさを出したそうです。
これだけ切り取ると、ごくあふれありふれた高校生の入学風景に思います。
でも、実はグアダルーペさん、
御年96歳。
誰よりも年上の女子高生だったのです。
貧しい家庭に育った彼女は、家の畑の手伝いに明け暮れる子供時代を過ごし、学校には通えませんでした。
成人後は市場で商売をし、計算はできるようになりましたが、
読み書きを学ぶ機会はなかったそうです。
そこで92歳の時、一念発起して読み書きの講座を受講。
しかも、そこで歩みを止めません。
さらに小学校の成人向けコースに申し込み、
4年足らずで中学校の過程まで修了してしまいます。
その後、普通の公立高校に入学し、80歳年下のクラスメイトたちから拍手で迎えられたのでした。
「今ならボーイフレンドに手紙も書けるわ」
と笑顔で話す姿が素敵がグアダルーペさん。
「すごいなぁ」と思わず声に出してしまったのは、記事の最後の一文です。
「そんなパラシオさんは、既に高校卒業の先を見据えている。
100歳の誕生日までに卒業し、
いつの日か、幼稚園の先生になることが夢だそうだ」
ちなみに、ブルーブルガリアでも76歳の男性が小学校に入学していたり、
オーストラリアの大学では97歳という史上最高齢で4つ目の修士号を取った男性がいるそうです。
その話を聞くたび
「学ぶことに年齢は関係ないんだ」
とあらめて感じます。
昨年本誌に掲載された脳神経外科・上田孝先生いわく、
人間の脳神経細胞には、ものすごい「可塑性」があるのです。
形を変えられる粘土のように、脳のも刺激を与えるほど、できることが増えていきます。
その上、何歳になってもその勢いは衰えないといいます。
私も今まで勉強してなかった事や「今からじや遅いな」と思っていた事に挑戦してみたくなり、
その一歩になりそうな講座に応募してみました。
ドキドキしながら結果待ちです。
(「みやざき中央新聞」H30.5.14 取材ノート野中さんより)