花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

大菩薩嶺 へ

2008-11-15 | 登山
                     【まゆみの樹氷・・大菩薩峠にて】

私たちの会で3度目の計画で2度も登ることになった山(2056.9m)。
いずこの山でも100回・200回と登る人は多勢いますが、登山暦のない私が2度登ることは大変意義があり嬉しい限りです。

空模様が怪しく雨具装着で出発です。上日川峠でチャーターバスを降ります→福ちゃん山荘→大菩薩峠(介山荘)へと向かう頃には、もう雨とも霰ともとれるものが降りかかっていましたので市営の休憩所で早目のお弁当になりました。
 
汗をかいているのに寒さがあり、もう一枚セーターを羽織る助言を頂いて以後快適でした。
【辺りの風景】


中山介山の『大菩薩峠』や、深田久弥の『日本百名山』の文学作品によって、どれだけ多くの人を呼び寄せて来た事でしょう。
又富士山の美しさ 大きさも賞賛されているにも拘らず、私の二度はお仲間に入る事ができませんでした。
しかし樹氷を纏った風景には魂を吸い寄せられてしまいました。 特にトップ写真のまゆみには!

賽の河原とか雷岩と言うオロ恐ろしげな処を 花もなく、湖も見えずとも喘ぎながらも進んでいればやがて「大菩薩嶺」に到着する事が出来るのでした。

【大菩薩嶺への雪道】


標高2056.9mの頂上は、そこだけ樹木が切り払われたような眺望のない処で、記念撮影をされたり したりしていると先程までの軌跡を思い感慨が湧いてくるのでした。

【大菩薩嶺にて】
       

同じ道を雷岩まで引き返すと前方の空が明るくなり南アルプスが現れたのです。
歓声を上げたのも束の間 雲間に隠れてしまいました。しかしこのような状態が何度もあって、それぞれ私の一枚が撮れたことでしょう。

ここから道を替えて唐松尾根を下るのです。石ゴロの急坂道は難儀でしたが、風景は次第に明るく足取りも明るいものでした。

【上日川ダム(大菩薩湖)】


尚下るとやがて塩山の市街地が見渡せるようになり、遠く南アルプスも隠れなくなっていました。
【塩山市が一望に】



途中「大菩薩の湯」に浸かり、話に花を咲かせて八王子駅で解散でした。謝々。