花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

第九回 富士山麓ぐるり一周

2011-07-30 | 里山 森林行
     <<ふもとっぱらの富士山>>


 今年は梅雨期が早く終わったと思ったら、7月の終わりになって梅雨らしくなり富士山麓巡りは初めて雨具が必要でした。
次第に雨も小ぶりになり やがて富士山が少しずつ姿を表して来ました。

「ふもとっぱら」とは、ふもとと原っぱの合成語だそうですが・・・【ここには何も無い原っぱがあり、何かを探して何かを見つけること】と書いてあります。
「楽しみを探し、見つけて体験し、緑豊かな膨大な牧草地に囲まれた経験が・・とても大切なこと」と受け止めました。

          

 小川が流れて池ができ、大きな休憩所でお弁当を頂いたあとには、そのまた先の原っぱの突端にトップ寫眞の富士山が裾野をなが~く伸ばして、山頂だけ雲帽子を載せていました。
今回は殆どの道が「東海道自然歩道」なので細く両脇は草地になっていて歩きやすいのです。
先頃 千葉に住んでいる郷里の友人が「ちっとも蝉が鳴かない」と言っていたけど、この煩さはなんでしょう(?)と同行の方に聞くと「蜩(ひぐらし)」とのこと。蜩は夏の終わりの蝉だと思っていたので びっくり。何匹も取って頂いたので一匹だけビニール袋に入れて持ち歩く。

               
                    

 道の駅で可哀想になって、ビニールから出して写真を撮って逃がす。そのかわり向日葵を撮る。
      
              

 暫くすると二つ目の「根原のつり橋」に差しかかる。最初に比べて長さは20mと1/3だけどかなり揺れるので4人以下しか乗れない。怖がる人・平気な人様々。

 やがて国道139号線を歩いて北へ北へと。全く雰囲気が変わりますが皆頑張って歩きます。この回が最長の16キロを歩くのです。きちんと歩道はありますが殆どがトラックです。やがて腐葉土の山道を下だり続けることになり美しい林の中にキャンプ場が現れました。そしてその先に本栖湖の広く美しい湖面がありました。

     
      

           ★富士山は最後に全貌を表しました★

    



  仕上げは温泉で長旅の諸々を流しました。
出発は朝6時20分 バスに乗る頃には夕暮れが迫っています。
自宅到着は22時を過ぎていて、これほど長時間の山麓巡りは初めてでした。時計で図るようなものとは違いますし、翌日一日予定があったにもかかわらず、足の痛みがなかったとは?二日続き幸せでした。