花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

稲村ケ崎公園~鎌倉文学館を経た歴史散策

2012-10-18 | 鎌倉の四季

世界遺産候補地として国の重要文化財や,景観重要建築物など散策すれば,多く目に入ってきます。天気も良く数多くのことに接することが出来て楽しい秋の一日でした。

     【 鎌倉海浜公園 稲村ケ崎 】

  

稲村ケ崎の名は,その形が稲束を重ねた稲叢に似ることからついたと言います。当初の通行には岬の周囲を伝い歩くというかなりの難所であったことが知られます。【新田義貞が黄金の太刀を海に投じて潮を斥けんと海神に祈れりと言うはこのことなリ】と石碑にあります。穏やかな天気であったにもかかわらず荒波が立っていましたし,波乗りに興じる人たちが大勢でした。  

    

   【 実朝の歌碑 】

     

    大海の 磯もとどろに 寄する波 敗れて砕けて 裂けて散るかも (金槐集) 

 ✿海岸に沿って美しい公園が続いています。海山を眺めながらお弁当を頂き,稲瀬川を遡   リました。

   【 甘縄神明神社 】

             

            祭神 天照大御神 

 和銅3年(710)行基が草創し,豪族染谷時忠 が建立した古い神社です。源頼義が相模守として当社に祈り長男義家に恵まれたことから源氏と縁の深い神社として信仰を集めました。  

【 鎌倉文学館 】

       

 加賀百万石前田家の別荘として明治23年に建てられました。20年後に焼失。関東大震災で倒壊。昭和11年に建てられたものが現在のものです。昭和58年に鎌倉市に寄贈。同60年から鎌倉文学館として一般公開されました。鎌倉ゆかりの作家の原稿などが展示されています。只今 【源実朝】特別展を開催。

広大な庭園には,バラが美しく咲いています。