西川口に「はやし田」系の新店舗がオープン
JR京浜東北線・西川口駅の西口から歩いて2分ほど。駅前通りをまっすぐ進み、駅西口交差点を右折した先に2021年11月12日にオープンした「らぁ麺 まる鈴」へ。こちらは新宿「はやし田」をはじめ数多くの人気店を経営する株式会社INGSがプロデュースした店舗という話だ。店内はカウンター7席と4人がけボックス3卓の計19席。
ラーメン類は、鴨と大山鶏を使った清湯の醤油らぁ麺、煮干しそば、ポルチーニ香る塩らぁ麺の3種を用意している。また、濃厚な昆布水に浸した「つけ麺」、ポルチーニ香る「塩つけ麺」、トリュフが香る漬け卵黄を添えた「まぜそば」もラインナップ。また、炙りチャーシュー丼やマキシマム濃い卵を使ったTKGなども提供している。
同じくINGSプロデュースと言われている市川「らぁ麺 凱哉」と似たようなメニュー構成だ。今回は「特製つけ麺(1000円)」をオーダーした。麺は国産の中力粉を使った菅野製麺の特注麺。多加水でモチっとした食感で、コシもあって旨い。それが羅臼昆布や根昆布、がごめ昆布、花鰹から出汁を採った、トロみある「昆布水」に浸してある。
一方、つけ汁は鶏ベースの出汁に醤油のカエシを重ねたもの。中にはコロコロのチャーシューが沈んでいる。最初はサラサラでサッパリした飲み口だが、徐々に昆布水の旨味がプラスされ、味が変わっていくのが楽しめる。また、表面には香味油とたっぷりの刻みネギが浮かんでいるので物足りなさは無い。
そしてチャーシューは鶏豚2種が2枚ずつ。鶏は低温調理の胸肉でしっとりした仕上がり。豚肩ロースは吊るし焼きで肉の旨味を引き出したもの。着丼時に少し色味が悪い印象だったが味は良い。マキシマム濃い卵を使用した味玉は、黄身がホックリとしていて甘味もあり具材の中では一番好きだ。ほか、穂先メンマ2本がトッピングされる。
ライティングが白っぽいので写真映りはイマイチだが、麺もつけ汁も具材も味は良い。欲を言えば、アッサリ仕様だからか少し物足りない感がある。これなら麺大盛か飯モノを付けても良かったな。しかし近年はやりの「昆布水つけ麺」を手軽に啜れるのは嬉しいところだ。次回はらぁ麺類もオーダーしてみたい。
<店舗データ>
【店名】 らぁ麺 まる鈴
【住所】 埼玉県川口市西川口1-6-8
【最寄】 JR京浜東北線「西川口駅」西口徒歩2分