大袋「雫一」跡地に佳店誕生
東武スカイツリー線・大袋駅の西口から歩いて2分弱。駅南側の踏切そばに2020年10月6日にオープンした「十目一八食堂」へ。十目一八で「トメイチヤ」と読む。元々、ココでは人気店「鶏そば 雫一」が営業していたのだが、2020年8月にウエルシュ菌による食中毒を起こした影響で閉店。その跡地に居抜きで入居したのである。
閉店した「鶏そば 雫一」は、ほかにも浦和「一瑳」や高田馬場「三歩一」、武蔵浦和「まかないへきる」など数多くの人気ラーメン店を展開する株式会社TPDのブランドのひとつだった。「十目一八」のご主人は、そのTPD傘下の店舗で店長を歴任し独立創業。雫一の跡地に我が城を構えたという形だ。ぐっと期待が高まる。
麺メニューは白湯の「濃厚中華そば」、清湯の「淡麗醤油そば」、シンプルな構成の「塩かけそば」、そして「七種節の昆布水つけ麺」の4種を揃える。替玉や和え玉も用意しているほか、手包み餃子で一杯引っ掛けることも出来る。今回は「濃厚中華そば」に味玉(100円)をトッピングしオーダーすることに。
スープは豚骨出汁に7種の節を炊いた魚介出汁を合わせた白湯。そこに、ウルメ、宗田、鯖節などを加えた醬油のカエシを重ねている。トロみがあり、旨みとコクたっぷりだが後味はアッサリ。そこに合わせるのは、店内奥の製麺機で打った自家製の中太ストレート麺。麺肌は滑らかだが、加水率が低目なので歯切れも良く旨い。
チャーシューは低温調理の豚肩ロース肉が2枚。ホックリとしたオレンジの黄身の味玉も良い味だ。ネギは刻み玉ネギ、白髪ネギ、揚げネギ、小口ネギと4種を使うこだわり様。途中で卓上の揚げエシャロット、魚粉、一味、生七味、黒胡椒で味に変化をつけ完食した。常連客の姿もあり和気藹々とした雰囲気も素敵。次はつけ麺狙いで!
<店舗データ>
【店名】 中華そば 十目一八(とめいちや)食堂
【住所】 埼玉県越谷市袋山1420-6
【最寄】 東武スカイツリー線「大袋駅」徒歩2分