2020年、通が注目の絶品白河ラーメン
JR山手線・巣鴨駅から歩いて8分ほど。地蔵通商店街を庚申塚方面に真っ直ぐ行き、巣鴨郵便局の手前を右に入った路地にある「麺創庵 砂田」へ。ご主人の砂田裕史氏はラーメンコンサルの名門「渡なべスタイル」での修業を経て独立。2020年4月30日にオープンしたばかりだが、早くも極旨の白河ラーメンを啜れると話題である。
店内はL字カウンターのみ7席。麺メニューは基本的に「中華そば」の一本勝負で、ワンタン、味玉、チャーシューを追加トッピング可能だ。また、中華そばと日替わりご飯のお得なセットも用意されている。この日は残念ながらワンタンが売り切れ。そこで「中華そば」に「味玉チャーシュー(300円)」を追加しオーダーすることに。
スープは、はかた地鶏や名古屋コーチンのガラを中心に、豚ゲンコツや背ガラ、乾物系などを炊いたコクと旨味たっぷりの清湯。そこに若干酸味を残した醬油のカエシを合わせている。表面には上質な鶏油が浮かび、ひと匙飲めば豊かな香りが鼻孔に抜ける。コクは深いが後味はスッキリしているので、もうレンゲが止まらない。
そのスープに合わせる麺は自家製。手打ちし数日寝かせて熟成させた平打ち縮れ麺だ。多加水でチュルっとした食感がたまらない。無論、スープとの相性も抜群である。トッピングのチャーシューは豚の内モモ肉を専用釜に入れ炭火で吊るし焼きにしたもので、これがまた香ばしく絶品。追加して大正解だった。
ほかトッピングには黄身ネットリの味玉、焼津「北村」の無添加ナルト、歯ざわりと風味のよい無添加メンマ、シャキっとした小松菜、海苔、刻みネギが乗る。いずれもクオリティが高く大満足。卓上には胡椒と一味があるが、使用する間もなく完食した。次こそはワンタン麺を啜りたいところだ。でもこの先、混雑必至店なんだよなぁ・・・
<店舗データ>
【店名】 麺創庵 砂田
【住所】 東京都豊島区巣鴨4-24-6
【最寄】 JR山手線「巣鴨駅」徒歩8分