久喜市で人気の味噌ラーメン「もっけい」
JR東北本線・新白岡駅の西口から徒歩20分。久喜白岡JCTそば、県道3号=さいたま栗橋線沿いにある「麺場もっけい」へ。西山製麺のオリジナル麺を使った味噌ラーメンが人気の店だ。ここ久喜市の本店のほか、JR古河駅のガード下に「本格拉麺酒場もっけい」を、イオンスタイル入間2階に「北のラーメンみそら」も展開中である。
なお屋号の「もっけい」は中国の故事にある木の彫物の様に少しも動じない強い闘鶏「木鶏」に由来する。昭和の大横綱・双葉山の連勝が69で止まった際、恩師に「我、未だ木鶏たりえず」と打電したエピソードから「奢らず謙虚に」との思いを込めて付けたそうだ。店内はカウンター8席と4人がけテーブル3卓の計20席。
混雑時は先に店内で記帳してから食券を購入し店外で待つルールだ。麺メニューだが、券売機では味噌ラーメン、タンメン、つけ麺、その他のラーメンの4種に分類されている。味噌ラーメンはコッテリの「もっけい味噌」を主軸に、麹味噌を使った「濃厚味噌」や辛さを4段階から選べる「辛味噌」、アッサリ系「北の味噌」を用意。
タンメンは味噌、塩、辛味噌が。つけ麺は濃厚魚介、濃厚味噌、辛味噌の3種がある。その他に背脂豚骨の「ブラック豚骨」、豚骨魚介「濃厚中華そば」、たまり醤油＋油脂の「もっけい黒醤油」、味噌ベースの「担々麺」もラインナップ。サイドメニューにはライス、餃子、チャーハンがあるほか、お得なセットも提供している。
メニューが多岐に渡るので悩むが、今回は人気No.1の「もっけい味噌(880円)」を「名物チャーシューどっかん盛り(390円)」にグレードアップして、さらにライス中(170円)も追加し注文することに。麺は通常堅めの茹で上がりだが、柔らか目も対応可能で、味の濃さや脂の量も注文出来るだそうだが、全て通常通りでお願いした。
着丼までは待つこと7分ほど。浅く大きな麺鉢なので味噌の香りが一層立ち食欲をそそる。スープは豚のゲンコツ、バラ骨、豚足を炊いたスープに、魚介と鶏の出汁を合わせた濃厚なもの。鉄鍋で麹味噌、白味噌、赤味噌をブレンドした特製の味噌ダレを合わせ調理しておりアツアツだ。塩味も甘味も強すぎずマイルドな味わいに。
そこに少し堅めでコシのある西山製麺製の中細縮れ麺が泳ぐ。チャーシューは赤身しっかりで脂身トロリのバラ肉が計7枚。ほか黄身ネットリの味玉、鉄鍋で炒めたモヤシ、メンマ、刻みネギが乗る。肉と味噌と米の無敵の三重奏。あっという間に完食してしまった。次回は味噌以外のメニューも啜ってみたいところだ。
<店舗データ>
【店名】 麺場もっけい
【住所】 埼玉県久喜市樋ノ口195-1
【最寄】 JR東北本線「新白岡駅」西口徒歩20分
