京都発「麺屋優光」の東京1号店
地下鉄銀座駅から徒歩4分。コリドー街の路地に2022年2月19日にオープンした「麺屋優光 銀座店」へ。コチラは京都を中心に展開する麺屋優光グループの東京1号店だ。代表の中田康顕氏は大阪「人類みな麺類」で修業し2017年に独立。「麺屋優光」としては烏丸御池の本店、河原町店に続く3店舗目となった。
また「麺屋聖 kiyo」の屋号でも展開をしており、京都一乗寺、京都駅前、大津雄琴、名古屋栄にも店を構えている。なお「優光」「聖」はいずれも店長の名前とのこと。系列全店、カフェのような外観で客層も女性比率が高いそう。銀座店も白が基調で清潔感がある。店内はカウンター13席と4人掛けテーブル2卓の計21席。
麺メニューは貝系の「淡竹 HACHIKU」、鰹+昆布+肉の醤油らーめん「真竹 MADAKE」、濃厚醤油「黒竹 KURCHIKU」と、ユニークなネーミングの3種を用意している。夜10時以降はハーフサイズも登場。また、追加トッピングの煮玉子が50円というのは嬉しい。サイドメニューには鶏餃子、炙りレア焼豚丼なども揃える。
一方、酒類はハイボールやサワー、スパークリングワインなどがある中、謎に「ドン・ペリニヨン(ボトル)44,000円」もメニュー表に名を連ねている。誰が買うねん。今回は当店一番人気と書かれた「淡竹 HACHIKU(850円)」に煮玉子(50円)」を追加し注文。待つこと4分、大判レアチャーシューが印象的な一杯が到着した。
琥珀色のスープは牡蠣、アサリ、シジミの出汁をベースに、動物系出汁も下支えしているだろうか。京都産をはじめ数種類の醤油を使ったカエシをほんのり効かせ、やや甘味ある飲み口に仕上がっている。貝の旨味が前面に出ており旨い。そこに合わせるのは自家製の中細麺。全粒粉入りで断面は丸く、ムチっとした食感が良い。
チャーシューは大判でレアな仕上がりのローストポークが3枚。黒胡椒など香辛料が使われているも、貝出汁を邪魔しない味わいに。黄身ネットリの味玉も良い味だ。ほか、シャッキリして少し甘味ある姫竹、刻みネギが乗る。修業元を彷彿とさせる一杯、あっという間に完食した。月~土曜は深夜3時まで営業。呑んだシメにも使えるな。
<店舗データ>
【店名】 麺屋優光(ゆうこう)銀座店
【住所】 東京都中央区銀座7-3-13
【最寄】 東京メトロ「銀座駅」徒歩4分