行列店出身夫妻の話題店「中華蕎麦 柳」
JR常磐緩行線・北小金駅の北口から歩いて3分ほど。2023年1月22日にオープンした「中華蕎麦 柳」へ。本土寺参道を進み、まてばしい通りで左折すると店舗はすぐだ。コチラは足立区綾瀬の行列店「陽はまたのぼる」出身の齋藤ご夫妻が独立し創業。通り挟んで向かい側に3台分の駐車場があるので、車での来店も楽である。
店内はカウンター7席と4人がけテーブル1卓の計11席。麺メニューは鶏・節・貝の3種のスープで作る「中華蕎麦」が醤油と塩を。さらに豚と香味野菜でパンチある「中華蕎麦 柳」の3種を揃えている。つけ麺はまだ準備中とのこと。白ごはん、肉めしといった飯モノも揃えている。今回は「醤油」の特製(1250円)をオーダーした。
着丼はでは待つこと6分ほど。薄濁りのスープは先述の通り、鶏と節、貝の3軸を使ったもの。甘過ぎぬカエシ、仄かな酸味、そして香味油のコク。そして節の香り、鶏の旨味、温度が下がると顕著になる貝出汁が合わさり絶品だ。なお、スープはバランスを少しずつ変えているので、日によって味に変化があるそうだ。
そこに合わせるのは東京製麺の中細ゆるウェーブ麺。喉越しよくスープとの相性も抜群だ。そしてチャーシューは豚肩ロースと豚バラの吊るし焼きが各1枚と、特製は更に豚バラ軟骨煮と肩ロース吊るし煮も1枚ずつ、計4種がトッピングされる。吊るし焼きは肉の旨味が凝縮され、燻したような香ばしさで非常に旨い。
そして吊るし煮は、肩ロースは脂しっとり、軟骨肉はネットリと仕上がっており絶品である。ほか、マキシマムこいたまごを使った黄身トロリの味玉、細メンマ、海苔3枚、色紙切りと笹切りのネギが乗る。スープも麺もトッピングもレベルの高い一杯だった。次回は屋号を冠した「中華蕎麦 柳」を頂きに参上するとしよう。
<店舗データ>
【店名】 中華蕎麦 柳
【住所】 千葉県松戸市殿平賀82
【最寄】 JR常磐緩行線「北小金駅」北口徒歩3分