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肥宝館 -貧すれば丼する-

【亀有】 担担麺しかないお店「立石担々麺(1200円)+一口ライス(50円)」

立石「火のき」が亀有に移転リニューアル

JR常磐緩行線・亀有駅の南口から歩いて3分ほど。商店街「ゆうろーど」の一角に2023年3月7日にオープンした「担担麺しかないお店」へ。コチラは葛飾区立石で2016年から営業していた人気店「立石担担麺 火のき」が、駅前再開発に伴い移転リニューアルしたお店である。ご主人は麺屋武蔵などで修業されたという。

店内はカウンターのみ13席。屋号の通り、提供するのは全て「金ゴマ」を使った担担麺だ。「金ゴマ担担麺」を主軸に、汁なし担担麺、パクチー汁なし担担麺、味噌担担麺、担担つけ麺、立石担担麺、立石汁なし担担麺をラインナップ。飯モノには残り汁に投入する一口ライスや追飯に加え、焼きチーズ飯、肉味噌飯も用意している。

また、モツ煮、肉味噌もやし、肉味噌ピーマンといったツマミで一杯飲ることも出来る。汁なしと悩んだが、今回はモツ煮入りの「立石担々麺(1200円)」を注文。なお、辛さと痺れそれぞれレベル0から5まで選択でき、プラス100円でレベル6にアップも可能だ。「初めてならレベル1がおススメ」だそうだが、今回は両方レベル3にした。

着丼までは3分ほど。スープは豚骨と鶏、鰹、煮干し、干し椎茸、昆布などを炊いた出汁に、自家製のラー油、甜麺醤、芝麻醤を重ねたもの。丼底に骨粉が残るほどにしっかり炊かれた豚骨が旨味を下支え。ラー油には花椒、八角、陳皮、シナモン、グローブ、カルダモン、ネギ、生姜、ニンニクの香りを移しているそう。

そして芝麻醤は香りを出すために炒った金ゴマを細かく擂り潰し、ネギ油を加えてペーストにしているそうだ。香り、辛み、旨味が一体となり良い味だ。先述の通り辛みも痺れもレベル3でお願いしたが、攻撃的な味にはなっておらず良いバランスだ。そこに合わせるのは松本製麺所製の低加水でパツっとした歯触りの細ストレート麺。

豚骨が前面に出たスープとの相性は抜群。トッピングには豚肉の赤身に八丁味噌や赤味噌などを加えた肉味噌、柔らかなモツ煮、大き目にカットした九条ネギが乗る。卓上にはカレー粉と唐辛子があるのでお好みで。最後は「一口ライス(50円)」を投入した完食した。実に丁寧に作られた一杯。値は張るがその価値ある味わいであった。

<店舗データ>

【店名】 担担麺しかないお店
【住所】 東京都葛飾区亀有3-31-3
【最寄】 JR常磐緩行線「亀有駅」南口徒歩3分

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