見出し画像

肥宝館 -貧すれば丼する-

【堀切菖蒲園】 麺席 一番鶏「鶏白湯 玉子(920円)」

堀切の新店は、名店出身店主による絶品「鶏白湯」

京成本線・堀切菖蒲園駅から歩いて2分。堀切交番前に2021年10月15日にオープンした「麺席 一番鶏」へ。ここには少し前まで博多から移転してきたラーメン店「味どころ 龍の羽」が入居していたが、その跡に居抜きで入った形だ。POPによると、ご主人はミシュラン掲載の名店出身。そこで学んだ鶏白湯を引っ提げて独立したそう。

店内はL字カウンターとテーブルで計10席ほど。麺メニューは看板の「鶏白湯」を主軸に、清湯が塩味「鶏そば」、醤油味「鶏中華そば」と3種を用意。ほかTKGやミニカレー、ネギ鶏チャーシュー丼といったご飯モノや、餃子、サラダ、オニオンスライス、餃子、ピリ辛肉味噌もやしといったサイドメニューも提供している。

今回は「鶏白湯ラーメン(820円)」に味玉(100円)を乗せてオーダーした。待つこと5分程で着丼。あら、この丼の色味やトッピングの感じは…ご主人の修行元は日暮里の名店「麺酒処ぶらり」で決まりだな。まさか、あの味を堀切で楽しめるとは。少しトロみのあるスープは、嫌な臭みは皆無で旨味たっぷりの絶品白湯だ。

なお、店内には「ひまつぶしにどうぞ」と、スープのコダワリが書かれたPOPが貼られている。それによると、岩手の鶏ガラを1晩水につけて丁寧に処理し、水5に対し鶏8の割合で使用。骨もガラもホロホロに崩れるまで5時間強火で炊いて、それを漉して熱を取り冷蔵庫で1晩寝かして仕上げているという。この労力、旨いわけだ。

合わせる麺は、手打ち感のある中太縮れ麺。コシがあって濃厚スープとの相性も抜群である。しっとりした鶏ムネ肉は甘みある醤油ダレで味付けされ旨い。ほか、黄身ネットリの味玉、菜の花、白髪ネギ、糸唐辛子が乗る。あっという間にスープまで完食した。激戦区・堀切でも珍しい本格鶏白湯。次は清湯の塩も啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 麺席 一番鶏
【住所】 東京都葛飾区堀切4-8-11
【最寄】 京成本線「堀切菖蒲園駅」徒歩2分

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「東京都 葛飾区」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事