茨城でいちばん食べられているつけめん
つくば駅から学園東大通りを北上し、筑波大学、防災科学技術研究所を越えた先。大穂庁舎そばで営業する「つけめん・らーめん活龍」へ。看板で「茨城でいちばん食べられているつけめん」と謳っている通り、ここ本店をはじめ水戸、牛久、下館、荒川沖、境町など県内に10店舗を展開する人気ローカルチェーンだ。
経営するのは天辺ダッシュカンパニー。代表の芝山健一氏は2006年、茨城県桜川市にある実家のコンビニを改装し22歳で「龍神麺」を創業した。芝山氏はその後、東京で魚介豚骨つけめんを初めて啜り、これは茨城で売れると確信。研究を重ね、2008年9月にセカンドブランドとして「勝龍」をオープンしたのである。
現在は他に鶏そば専門店「とりだけ」、海老蟹系ラーメン専門「甲殻堂」、二郎インスパイア「龍郎」、大衆麺処「真壁屋」など多様なブランドを展開中だ。さて活龍本店だが、店内はカウンター15席と4人がけボックス席4卓の計31席。先に席に座って卓上のタブレットで注文。食後に伝票を持って自動精算機で会計する仕組みだ。
麺メニューは1番人気の「つけめん」を筆頭に、手もみ中華そば、国産はハマグリと宇和島鯛の塩そば、魚介とんこつ醤油、まぜそばをラインナップしている。また期間限定で「台湾まぜそば」も提供。それぞれチャーシュー、味玉、辛ペースト、岩のり、大判のり、極太メンマ、ゆず増し、ネギ増しなどを追加トッピング可能である。
なお「つけ麺」の麺量は小盛200gと並盛250gが同料金で、プラス50円で中盛350g、100円で大盛450gに増量出来る。ほかライス、炙りチャーシュー丼、龍神餃子といったサイドメニューも。今回は「つけ麺」を並盛(990円)で、さらに味玉(130円)をトッピングしてオーダーすることに。太麺で茹で時間がかかるので着丼までは10分ほど。
つけ汁は自社工場で大量の豚ガラやモミジ、煮干しを加えて炊いたもの。魚粉の香りが手伝って魚介が先行するが、豚骨も旨味をしっかりと下支え。粘度が高く濃厚で甘め。まさに王道の魚介豚骨だ。そこに自社製麺の中太ストレート麺を浸けて啜っていく。ツルツルした喉越しでコシが強く、さすが旨い麺である。
そして、つけ汁には醤油ダレが強めに効いたサイコロチャーシューと材木メンマと刻みネギが。麺丼には黄身ネットリの味玉と海苔がトッピングされる。少々つけ汁の塩気が強く感じたので、後半は着丼時に提供される節系の割スープを注ぎつつ完食。次回は人気No.2という「手もみ中華そば」を啜ってみたいところだ。
<店舗データ>
【店名】 つけめん・らーめん活龍 本店
【住所】 茨城県つくば市筑穂1-10-27
【最寄】 つくばエクスプレス「つくば駅」から約6km