燕背脂系元祖の味を受け継ぐ名店
JR信越本線・加茂駅の西口から歩いて15分ほど。産業通り沿いで2012年7月から営業している人気店「成龍」へ。ご主人は燕市にある燕背脂ラーメンの元祖「杭州飯店」で10年ほど修業し独立創業。修業元を凌ぐ味と評判の背脂ラーメンが人気である。成龍と書いて「せいりゅう」。ジャッキー・チェンのファンだろうか。
店内はL字カウンター5席と小上がりに18席。行列時は軒先に並んで待ち、スタッフに聞かれてから口頭で注文するスタイルだ。店前には8台分の駐車場あるが、すぐに満車になるのでご注意を。麺メニューは「中華そば」のみで、チャーシュー、味玉、長ネギ、玉ネギ、メンマを追加トッピング可能だ。また背脂の量を選ぶことが出来る。
今回は「中華そば(800円)」に味玉(100円)を乗せ、背脂量は「普通」で注文した。待つこと10分ほどでステンレスの器に盛られた一杯が到着。サラリとした飲み口のスープはしっかりと煮干しが香り、豚骨が味のボトムをしっかりと下支え。背脂のコクと甘味、キレのあるカエシの醤油が相まって、ひと口目から一気に引き込まれる。これは絶品だ。
そこに合わせるのは自家製でウドンのような極太麺。モッチリとしてコシもあり、不揃いな食感がまた楽しい。チャーシューは旨味が凝縮された豚ロースが2枚。味玉は黄身ネットリ。ほか、辛みを抑えた玉ネギとメンマが乗る。背脂と醤油のバランスが最高な一杯。嫌な重さもなく美味しく完食した。お近くに寄られた際はぜひ!
<店舗データ>
【店名】 成龍(せいりゅう)
【住所】 新潟県加茂市柳町2-4-20
【最寄】 JR信越本線「加茂駅」西口徒歩15分