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肥宝館 -貧すれば丼する-

【愛媛 今治】 久留米ラーメン 光屋「ラーメン 並(800円)」

久留米の名店の味を受け継ぐ「今治 光屋」

JR予讃線・今治駅から、線路沿いを壬生川方面に歩いて4分ほど。国道317号=常盤通り沿いで2008年8月8日から営業する人気店「久留米ラーメン 光屋(みつや)」へ。ご主人の西田光宏氏は久留米の豚骨ラーメンの名店「大砲ラーメン」での修業を経て独立。今では界隈屈指の人気店として、昼夜問わず行列を作っている。

修業元の「大砲ラーメン」は、羽釜で若いスープと古いスープをブレンドし、絶妙な火加減で旨味を最大化する「呼び戻し製法」の発祥店。光屋でも同じく「呼び戻し」による旨い豚骨ラーメンが人気だ。また、同じく今治の「麺屋武吉」や市内のブロガーと協力し、地産地消の「今治ラーメン」も開発。1日限定30食を提供中だ。

店内はカウンターと小上がりで合わせて30席ほど。先にボードに名前を書いてから待つシステムだ。オーダーは着席後、タッチパネルで行う。麺メニューは豚骨白湯の「ラーメン」と、先述の「今治ラーメン」の2種で、ラーメンにはチャーシューや海苔、ネギなどを追加トッピング可能だ。また、替玉は小麦麺とロカボ麺を揃えている。

瀬戸内のイリコが香る淡麗塩味の「今治ラーメン」も気になったが、コチラは1日30食限定とあって夜遅くの訪問では当然品切れに。今回は「ラーメン 並(800円)」をオーダーした。なお、タッチパネルでの注文時、ラードの量と味付けを入力するほか、麺の固さも粉落としからヤワまで選べるが、すべて「ふつう」でお願いした。

泡立つスープは、豚骨特有の臭みをやや残しつつ、重すぎず円やかな味わいに仕上がっている。タレの塩味は強くなく、豚骨の甘みや旨味を存分に楽しめるチューニングだ。合わせるのは小麦の香りが良い低加水の中細ストレート麺。王道の組み合わせではあるが、喉越しが良くしなやかで、箸もレンゲも止まらない。

チャーシューは豚バラ肉をボイルした後、秘伝のタレに漬け込んでいるそうで、肉の食感がしっかり残り旨い。半玉入った茹で卵は輪切り状態での提供。黄身が麺に絡みつくので好きだ。途中で卓上の紅生姜、豆板醤、柚子胡椒で味を変えつつ完食。こりゃ呑んだシメには最高だ。いつか「今治ラーメン」も啜ってみたい。また来よう。

<店舗データ>

【店名】 久留米ラーメン 光屋(みつや)
【住所】 愛媛県今治市常盤町5丁目1-18
【最寄】 JR予讃線「今治駅」徒歩4分

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