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肥宝館 -貧すれば丼する-

【埼玉 新越谷】 ふわたま辛麺専門店 サンシン「辛麺 旨辛(850円)+那須御養卵味玉(150円)」

幸手から新越谷へ移転。辛麺「サンシン」

東武スカイツリー線の「新越谷」と、JR武蔵野線の「南越谷」。駅名こそ違うが路線が十字に交わる要衝だ。今夜は駅の北西側に2022年11月19日にオープンした「ふわたま辛麺専門店 サンシン」へ。8か月前まで幸手駅そばで営業していた本店を閉め、コチラ新越谷駅前に移転した形だ。ほかに神奈川県伊勢原市にも支店を展開中である。

看板には、創作漢字だろうか、辛という文字を「森」の様に3つ重ねて「サンシン」とある。また「ふわたま辛麺専門店」という事だが、赤いスープにとじ玉子とニラが乗る丼相を見るに、ここ数年ブームの宮崎辛麺インスパイア店といった所だ。オープンしたばかりで新しくキレイな店内は、赤いカウンターに全14席。

麺メニューは「辛麺」「トマト辛麺」に加え、濃厚豚骨魚介の「つけ麺」もラインナップ。いずれの麺類も、1辛にあたる旨辛を起点に50円刻みで中辛、大辛、激辛、鬼辛…と辛さをレベルアップすることが出来る。もちろん「0辛」もあるほか、「シークレット」と表記されているのは、鬼辛の上のレベルがあるということだろうか。

トッピングには那須御養卵の味玉、辛海老、チーズ、バター、ミンチ、ニラ、メンマがあるほか、小ぶりなビビンバ鍋に入った「石焼ご飯」も気になる所だ。今回は「辛麺」の旨辛(850円)に、那須御養卵味玉(150円)をトッピングし注文した。すると開店記念か「石焼ご飯」が無料サービスとの事で、合わせてお願いすることに。

なお、辛麺は中華麺、平打ち麺、こんにゃく麺から選べるのだが、初訪問なので無難に「中華麺」をチョイス。着丼までは8分ほど。アツアツのスープは鶏ガラベースだろうか。アッサリした清湯にニンニク、唐辛子、辣油を入れて仕上げてある。先述の通り「旨辛」は1番レベルの低い辛さだが、それでもしっかり唐辛子が効いている。

麺の上にはフワッとした玉子とじ。ほか挽肉とニラというシンプルな構成だ。麺は多加水の卵麺。味玉は黄身ネットリで旨い。卓上には ホワイトペッパーのほか、唐辛子入りの酢「とうがら酢〜」と、一味唐辛子「鬼味ちゃん」があるのでお好みで味調整を。穴あきレンゲ付きで溶き卵もニラも掬いやすいのがありがたい。

そして「石焼ご飯」は、スタッフから勧められた通り、スープをかけジュージュー湯気が上がる中、よく混ぜて仕上げてから口へ。これは気分が上がる演出で、麺、飯ともに食体験として満足できた。全体的にアッサリした仕上がりなので、呑んだシメにも良いだろう。次回はトマト辛麺にチーズをトッピングして啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 ふわたま辛麺専門店 サンシン
【住所】 埼玉県越谷市南越谷4-1-13
【最寄】 東武スカイツリー線「新越谷駅」徒歩2分

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