きんけ系ニュータンタンメンが日暮里に降臨
日暮里駅東口から、あやめ通りを三河島方面へ歩いて5分ほど。2019年2月27日にオープンした「ニュータンタンメン 日暮里店」へ。ニュータンタンメンは、鶏がらベースの清湯スープに粗挽きの唐辛子、溶き卵、ニンニク、挽肉を加えた麺料理。一般的に知られる担々麺とは一線を画す川崎市発祥のご当地麺である。
そして、このニュータンタンメンには大きく分けて2系統ある。ひとつが川崎市京町に本店のある「元祖ニュータンタンメン本舗」で、こちらは創業者の五十嵐源吉氏の名前を取って『イソゲン』系と呼ばれている。そして、もうひとつが神奈川区片倉町に本店を構える「中華タンタンメン本舗きんけ」から派生した『きんけ』系だ。
今回訪れた日暮里の店は、「きんけ」の暖簾分けにあたる。イソゲンに比べ店舗の少ない「きんけ」は珍しく、神奈川以外だと埼玉県川口市と蕨市にも1軒ずつがあるが、都内では日暮里が唯一の店舗になる。日暮里駅からは少し歩くが、深夜2時まで営業しているので、何かと重宝しそうだ。
メニューは、鶏ガラ清湯の「タンタンメン」と、辛味噌入りの「みそタンタンメン」が主軸。また、麺料理は種類が豊富で、しょう油、塩、味噌の各種ラーメンに、タンメン、マーボーメン、かた焼きそば、横浜名物サンマーメンまで様々。また、餃子、唐揚げ、炒め物といった一品料理も揃っていて、居酒屋として使っている客も多い。
レアキャラの「みそタンタンメン」も気になったが、今回はスープの味を見たかったので清湯の「タンタンメン」を、チャーシュー追加、ニンニクダブルでオーダーした。なお、辛さは同料金で普通、中辛、大辛、メチャ辛の4段階から選べるが、今回は「普通」で。トッピングの種類が豊富なのも、ニュータンタンメンの魅力である。
アツアツのスープは、過ぎるほどアッサリした飲み口。溶き卵にたっぷり挽き肉が含まれているのが嬉しい。スープの味を見たくて普通の辛さにしたが、ちょっと物足りなかった。これならニラやモヤシをトッピングした方が賑やかな丼になったか。組み合わせも要検討だなぁ。次は「みそタンタンメン」も試してみたいところ。
<店舗データ>
【店名】 ニュータンタンメン 日暮里店
【住所】 東京都荒川区西日暮里2-13-11
【最寄】 JR山手線・京成本線「日暮里駅」徒歩6分