新潟発!六角家の系譜を継ぐ家系居酒屋
日暮里舎人ライナーの「舎人(とねり)駅」を降り、西に歩いて2~3分。都道104号=川口草加線沿いで昼夜通し営業で頑張る「濱之家」へ。創業地の新潟に数店舗を構えるほか、東京はここ舎人と文京区根津に、そして中国・上海にも店舗を展開。また、呑兵衛の聖地・赤羽には「居酒屋 濱之家」を出すなど手広く営業している。
オーナーの高野氏は家系ラーメンの名店「六角家」で修業し独立。舎人の店は家系の「豚骨醤油ラーメン」が主軸で、豚骨味噌、豚骨魚介の「魚濱」、メキシコ原産のハバネロを使った激辛系の「メキシコ」、燕三条系の「煮干し出汁背脂醤油ラーメン」などもラインナップ。ちなみに根津の店はメニューを「煮干醤油」に絞っている。
店内はカウンターとテーブル席が混在。メニューを見ると、餃子、牛すじ豆腐、モツ煮、ぬか漬け、唐揚げ、ポテサラ、干物、野菜炒め、カキフライ…などなど、おつまみメニューも充実。そして越乃寒梅、麒麟山、久保田、景虎など、新潟の日本酒も豊富にラインナップされているので、夜は居酒屋としても重宝しそうである。
さて、オーダーしたのは海苔とチャーシューを増量し、煮玉子とワカメを乗せた「濱之家スペシャル(900円)」。スープは比較的ライトな飲み口ながら、豚骨の旨味が出ている上、醤油のカエシもしっかり効いていて旨い。中太の麺は、家系御用達の酒井製麺ではなく、新潟・長岡麺業のものだが、しっかりスープをつかまえている。
煮玉子とホウレン草に加え、海苔の下には、大判のチャーシュー2枚とワカメも。スープの塩気とワカメの相性が良く箸が進む。海苔も大判で、これはライス(100円)必須の一杯だ。なお、変わり種で梅干し(100円)もトッピング出来るので、お好きな方はチャレンジを。界隈には家系店も居酒屋も少ないので、何かと重宝する店である。
<店舗データ>
【店名】 濱之家(はまのや)
【住所】 東京都足立区入谷2-1-4
【最寄】 日暮里舎人ライナー「舎人駅」徒歩5分