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肥宝館 -貧すれば丼する-

【神奈川 武蔵小杉】 ラーメン丸仙「支那そば(800円)」

武蔵小杉で50余年、ソウルフード「丸仙」

東急電鉄・武蔵小杉駅の南口から歩いて4分ほど。府中街道を渡った先、法政通り商店街にある「ラーメン丸仙」へ。創業は1973年(昭和48年)。50年以上、地元で愛される人気店だ。近年は開発が進みタワーマンションが林立する武蔵小杉にあって、対照的な老舗ならではの年季の入った店構えで、ほっと落ち着ける空間である。

ラジオの野球中継が流れる店内はL字カウンターに12席。麺メニューは醤油清湯の「支那そば」を筆頭に、みそラーメン、塩そば、ねぎみそラーメン、1日限定10食のチャーシューめん、季節限定麺をラインナップしている。なお、この夏の限定麺は辛みそにネギと唐辛子をたっぷり加えた定番「丸辛みそラーメン」とのことだ。

塩そば以外は麺量を並盛、中盛(1.5玉)、大盛(2玉)の3段階用意している。それぞれ味玉、海苔、わかめ、コーン、メンマ、ネギ、もやし、バターを追加トッピング可能だ。ほかライス、半ライス、のり飯、餃子といったサイドメニューも用意している。今回は看板メニューで人気No.1の「支那そば(800円)」を注文することに。

着丼までは7分ほど。スープは名古屋コーチンの鶏ガラやを主軸に野菜や昆布、煮干しなどの乾物、そして隠し味にフルーツを一緒に炊いた清湯に円みある醤油のカエシを重ねている。そこに、しなやかでコシのある細ストレート麺が泳いでいる。竹柄そば揚げで麺をあげているのが印象的だ。なんでも創業以来の伝統だそう。

麺線も整えられていて、コクのあるスープと共にスルリと喉に滑り込んでくる。さすがスープと麺の相性も抜群だ。そしてチャーシューは大判で厚めカットの豚肩ロース肉が1枚。ホロホロで肉の旨味を存分に楽しめる逸品だ。チャーシューメンが人気なのも頷ける。ほか歯ごたえある細メンマ、海苔、ネギがトッピングされる。

卓上にはニンニク、豆板醤、黒胡椒があるのでお好みで。さすが50余年続く老舗、また啜りたいと思わせる一杯だった。なおターミナルである武蔵小杉駅はJR南武線、JR横須賀線・湘南新宿ライン、東急東横線・目黒線とそれぞれのホームが遠いため、JR駅で降りると店舗までは徒歩10分以上かかってしまうのでご注意を。

<店舗データ>

【店名】 ラーメン丸仙
【住所】 神奈川県川崎市中原区小杉町3-66
【最寄】 東急東横線・目黒線「武蔵小杉駅」南口徒歩4分

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