資本系と侮るな。深夜営業のワンタン専門店
五反田、大塚、中目黒、新宿、高円寺で計6店舗を展開する「広州市場」。深夜までクオリティの高いワンタン麺を啜ることが出来るので重宝している。親会社のYSKグループは、居酒屋やバル、牛すじ煮込みカレー専門店までを経営。代表の山岸氏は、大成食品の「鳥居式らーめん塾」の17期生でもある。
既に事業が軌道に乗った状態で、学び直しのために入塾したというアグレッシブな方だ。余談だが、少しラーメンに興味のある方は、鳥居塾のHPに掲載されている卒業発表のレポートなどを読むと、いまのラーメン業界のトレンドや、繁盛店がどういったポイントに気を使っているかを知ることが出来るのでオススメ。
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赤のペンキとタイルを使った内装は、東京中心に30店舗以上を展開する「揚州商人」チェーンと似ているが、経営母体は全く別。広州市場のウリである「ワンタン」は朝挽きの豚肉を手で捏ね、劣化しないよう真空パックで保存しているという。餡も旨いが、ワンタンの皮も熱でダレることが無く、プリプリとチュルチュルが持続。
なお、こちらのワンタンは、レンゲで掬いとって薬味と合わせて食べるのがスタンダード。こうすることでスープの味が濁ることなく、様々な味のワンタンが楽しめるのだ。卓上には食べるラー油、酢、塩ショウガダレ、ニンニクダレ。この中から好みの薬味を探していく。私は写真のニンニクダレが気に入っている。
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一方、スープは清湯から白湯まで揃えているが、まずは鶏ガラと野菜を弱火で炊き上げた清湯スープを塩で試してみて欲しい。ワンタンの旨味が一番わかりやすいのだ。なお夕食時は、各メニューにプラス150円程で茶碗サイズの煮豚飯、高菜飯、ルーロー飯のどれかを追加できる。これを深夜に知ってしまった私は、もう虜である。
<店舗データ>
【店名】 広州市場(こうしゅういちば)大塚店
【住所】 東京都豊島区南大塚3-52-10
【最寄】 JR山手線「大塚駅」南口徒歩3分