「麺壁九年」出身店主の期待の新店
JR金町駅南口、そして隣接する京成金町駅から歩いて4分ほど。国道6号線沿いに2023年3月18日にオープンした「オカモトモノガタリ」へ。ご主人は杉並区井荻の人気店「中華そば 麺壁九年」や、系列の上井草「麺や 麟子鳳雛」のスタッフを経て独立創業。そして、吉本の東京NSC16期生として芸人をされていた過去もあるという。
店内はカウンター6席のみ。麺メニューは鶏が主軸の「醤油らぁ麺」と、淡麗煮干清湯の「いりこそば」の2種をラインナップ。細麺と手揉み麺からチョイス可能だ。なおオープン間もないからか、券売機の「限定らぁ麺」「和え玉」「厚切り炙りチャーシューめし」には×印が。飯モノは白めし、卵かけめしのみ提供していた。
鶏か煮干しか迷ったが、今回は「特製いりこそば(1350円)」を手揉み麺でオーダー。待つこと5分ほどで美しい盛り付けの丼が到着した。スープはいりこがしっかり効いた清湯で、ほんのりビターだが嫌な苦みやエグみは皆無。カエシの塩味は強すぎず、優しい味に仕上がっている。実に旨いスープだ。レンゲが止まらない。
そこに菅野製麺所製の手揉み麺が泳ぐ。多加水でモチモチしており、スープとの相性は抜群だ。チャーシューは薄切り肉4枚と、その上にピンク色のレアチャーシューが乗る。ほか、黄身ネットリの味玉、肉汁ジューシーなワンタン、穂先メンマ、刻み玉葱、貝割れが乗る。実に満足度の高い一杯。次は是非「醤油らぁ麺」を啜りに来よう。
<店舗データ>
【店名】 オカモトモノガタリ
【住所】 東京都葛飾区金町5-24-16
【最寄】 JR常磐緩行線「金町駅」南口徒歩4分