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【御徒町】 担々香麺 紅棗「担々香麺(980円)+味玉(120円)」

御徒町らーめん横丁に担々麺降臨

JR御徒町駅と秋葉原駅の間の高架下にある「御徒町らーめん横丁」。現在は、2014年のオープン時から入居する蒙古タンメン中本、青葉、つけめんTETSUに加え、2021年11月開店の「わ蔵」、2023年2月16日にオープンした「担々香麺 紅棗(あかなつめ)」の5店舗で営業中だ。今回は新参の「紅棗」を訪問することに。

お店は「担々香麺」のネオンがトレードマーク。運営するのはトレーラーハウスの輸入・販売を手掛けるトレーラーハウスデベロップメント株式会社の外食事業部だ。1号店を大手町、2号店を小伝馬町に。そして、こちらの横丁で3店舗目の出店となる。店内はカウンター12席とテーブル4卓で合わせて20席ほど。

麺メニューは看板の「担々香麺」を筆頭に、汁なし担々、鶏塩香麺、醤油拉麺の4種をラインナップしている。麺大盛は無料で、担々香麺と汁なし担々は、辛さを標準、辛口、激辛、極辛の4段階から選ぶことが出来る。ほか、中国人シェフ・徐志平氏が手掛けた「徐式麻婆豆腐」とやらも提供。こちらはライスとのセットで頂く形だ。

またサイドメニューにはライス、ミニサラダ、鶏チャーシュー、パーコー、自家製杏仁豆腐、ミニサイズの麻婆丼や麻婆豆腐も用意。またハーフサイズの麺とミニサラダ、ライス、杏仁豆腐の「バリューセット」もある。今回は「担々香麺(980円)」を辛口で、さらにメニューに人気とあった味玉(120円)をトッピングし注文した。

粘度低めでサラっとした飲み口のスープは鶏ガラがベースだろうか。POPによると、数種類の醤を炒めて香りを引き出し、複数のゴマと味噌でコクを生み出しているという。よく言えばスッキリ食べやすいが、胡麻の濃厚さはもう一歩という印象。「辛口」だとヒリつくような辛味はない。個人的にはレベル3の激辛でもよかったか。

また、自家製の肉味噌に加え、スパイスを20種類以上使ってそうだが、これが「香麺」の由来だろう。突出して何かの香りが強いのではなく、バランスを重視したスパイスの使い方だ。正直、中毒性はなく、老若男女啜りやすいタイプの一杯だ。合わせる麺はしなやかな中細ストレート。柔らか目の茹で上がりでスープとの絡みは良い。

味玉はおススメとあったがマストものという感じではないかな。具材は肉味噌のほか、搾菜、水菜、ネギ、カシューナッツ、柚子皮が乗る。卓上の穴あきレンゲを使って最後まで完食。辛み控えめでバランスも取れ、啜りやすい一杯だが、花椒要素は少なくシビレ好きには物足りないか。優しい担々麺がお好みならどうぞ。

<店舗データ>

【店名】 担々香麺 紅棗(あかなつめ)御徒町ラーメン横丁店
【住所】 東京都台東区上野5-10-14
【最寄】 JR山手線「御徒町駅」南口徒歩1分

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