三浦半島の人気店が赤坂の街に豚骨注入!
赤坂みすじ通りに2019年6月17日にオープンした新店「麺屋 庄太 赤坂店」へ。本店は三浦半島の六浦にあり、創業した2012年に業界最高権威とされる「TRYラーメン大賞」の新人賞・豚骨部門で1位を獲得。以来、9年連続で受賞する人気ぶりだ。三浦市津久井浜の2号店も評判は良く、このたび満を持して港区赤坂に殴り込み。
軒先の看板や提灯にもあるが、「麺屋 庄太」の最大の特徴は、熱伝導の良い羽釜で豚骨スープを炊いている点だ。寸胴と違って角の無い羽釜だと、炊飯器のような対流が出来て、豚の旨味を最大限に引き出せるのだそうだ。そのおかげで旨味がギュッと詰まった、ワンレベル上の豚骨スープが炊き上がる。
メニューは濃厚豚骨の「らぁ麺」、豚骨に魚介出汁を合わせた「魚介らぁ麺」、豚骨にマー油を加えた「庄太ブラック」、白醤油のあっさり系「白中華そば」。なお、六浦本店で人気の「家系らぁ麺」はレベルアップをはかるため『休麺』とのこと。まだオープン2週間なので仕方がないか。今回は「らぁ麺」を大盛りでオーダーした。
さすが、羽釜で炊いたスープは豚の旨味が前面に出ていて、唇がピットピトになる超濃厚な飲み口だ。カエシが控え目なので、よりヘビーに感じる。一方、丼から溢れんばかりに盛られた中太麺は大橋製麺製。モチモチした食感が旨い。メンマに若干の臭みが残るのが気にはなるが、それを補って余りあるスープの旨さである。
ただ、濃厚なスープは後半で飲み疲れるので、卓上の豊富な調味料で味を変化させるのが良いだろう。練り唐辛子、おろしニンニク、フライドガーリック、いりごま、胡椒、旨味酢、自家製唐辛子まで選り取り見取り。私は練り唐辛子でサッパリと完食。次回は「家系らぁ麺」が復活してから啜りに来るとしよう。
<店舗データ>
【店名】 麺屋 庄太 赤坂店
【住所】 東京都港区赤坂3-13-1
【最寄】 東京メトロ千代田線「赤坂駅」徒歩2分
★跡地には「ホルモンらーめん8910 赤坂店」が入居