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肥宝館 -貧すれば丼する-

【埼玉 東川口】 麺屋 なが盛「醤油チャーシューメン(980円)」

通し営業の便利な大箱「麺屋 なが盛」

JR武蔵野線と埼玉高速鉄道の交わる東川口駅から北へ歩いて25分ほど。浦和美園駅からもほぼ等距離。国道463号=越谷街道沿い、釣上新田交差点そばに2023年4月10日にオープンした「麺屋 なが盛」へ。元はコンビニだったようで、大箱に広大な駐車場とは資本のニオイがするが、現状は同名のラーメン店は他になし。

調べると運営会社は中央区晴海を拠点とする「株式会社FORTIE」と。代表は別名義の会社で越谷市に「ぎょうざ大好」も展開しているようだ。さて「なが盛」だが、看板には「職人が一本一本手作業で焼き上げた自家製釜焼きチャーシュー」「国産小麦の春よ恋ともち姫をブレンドした特製麺」と書かれている。これは楽しみだ。

店内はカウンター12席に加え、ボックス席やテーブル、個室など合わせて50席ほど。テーブル横にはキッズスペースも完備しており、小さな子供連れも歓迎だそう。オーダーは卓上のタブレットで行う。麺類は太麺の「醤油ラーメン」、細麺の「塩ラーメン」に加え、この日は限定で味噌ラーメン、魚介中華そばも提供。お子様セットもある。

麺大盛は無料で、それぞれ味玉とチャーシューを追加可能だ。一方のサイドメニューには「ぎょうざ大好」と同じ『パリもち餃子』をはじめ、チーズ餃子、唐揚げ、ユーリンチー、ポテトフライ、冷奴といったツマミ類も充実。チャーハン、焼豚玉子丼、チャーシュー丼といった飯モノもあり、定食メニューもラインナップする。

今回は「醤油チャーシューメン(980円)」を注文することに。なお麺大盛り無料だが「普通」でお願いした。着丼までは7分ほど。スープは豚骨や鶏ガラなどがベースの清湯に、円みある醤油のカエシを重ねたもの。そこに少しワシワシとした食感で噛み応えのある平打ちの太麺が泳ぐ。前述の通り春よ恋ともち姫を使った自家製だ。

コシがあり小麦の香りも良く好きなタイプだが、このスープに対しては少し麺が強すぎるかな。そして楽しみにしていたチャーシューは脂たっぷりのバラ肉が3枚と、箸で解れるほどにホロホロの肩ロースが2枚、そして三枚肉のサイコロが3つ乗る。いずれも美味ではあるのだが、釜焼き特有の香りや凝縮された旨味はあまりない。

ほか小松菜、海苔、ナルト、刻みネギがトッピングされる。私の丼の小松菜が茎だけだったのはご愛敬。卓上には食べるラー油と、ニラを胡椒とニンニクで和えた薬味が。麺よりは餃子や飯モノと合うだろうがお好みで。惜しい点もあったが、総じてポテンシャルの高さがうかがえる一杯だった。昼夜通し営業なので便利に使えそうだ。

<店舗データ>

【店名】 麺屋 なが盛
【住所】 埼玉県さいたま市岩槻区釣上新田335
【最寄】 JR武蔵野線「東川口駅」徒歩25分

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