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肥宝館 -貧すれば丼する-

【秋葉原】 中華そば 糸「贅沢白糸 中華そば(1100円)」

秋葉原では少数派のアッサリ系中華そば

JR秋葉原駅の昭和通り口から歩いて3分ほど。地下鉄日比谷線なら2番出口が最寄りに。国道4号=昭和通り沿いで2021年2月1日から営業する「中華そば 糸」へ。ココはかつて「麺屋ここいち」「CoCo壱番屋ハラール」と、CoCo壱番屋の実験店舗の出店が相次いだ場所である。だが今回は、見たところ資本関係は無さそうだ。

白い暖簾をくぐると、店内はカウンターのみ10席。中華そばはカエシに白醤油を使った「白糸」と、濃口醤油の「黒糸」の2枚看板で、ほかに「濃厚魚介」と、この日は限定の「サラダめん」も用意されていた。一方、飯モノには明太ごはん、焼豚ごはんなどを揃えている。また、ワンタンで一杯飲る事も可能だ。

今回は「贅沢白糸 中華そば(1100円)」をオーダーした。待つこと4分ほどで具沢山の一杯が到着した。薄濁りのスープは愛知県産鶏ガラと、鹿児島県産豚骨を炊いた清湯に、アサリと伊勢の白醤油を使ったカエシを重ねたもの。塩味も香味油も控えめで、出汁の味が前面に出ている。個人的にはもう少し旨味が強いのが好み。

良く言えばアッサリした味わいで食べ疲れない。そこに合わせるのは、中華麺専用小麦粉「荒武者」に全粒粉を加えて打った中細ストレート麺。噛み応えがあり小麦の香りも感じられる。チャーシューは脂身が多めの豚ロースが2枚と、胡椒が効いてしっかりした食感の鶏胸肉が2枚。どちらも良い味である。

肉ワンタンは皮厚めで食べ応え十分。味玉は黄身ネットリで半分に割られた状態での提供だ。ほか、出汁の効いたレンコン、笹切りのネギ、カイワレがトッピングされる。繊細なスープに対してトッピングはどれも香りや味が強めなので、一体感に乏しいか。これなら「黒糸」の方がしっくりくるかも。次回、試してみるか。

<店舗データ>

【店名】 中華そば 糸
【住所】 東京都千代田区神田松永町16
【最寄】 JR山手線「秋葉原駅」昭和通り口徒歩3分

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