金町駅前の安定した味のつけ麺屋
全長2.5キロの単線路線、京成金町線。元々は映画「男はつらいよ」で知られる柴又帝釈天への参詣用路線だったものが、電化や路線の延長を経て、今は葛飾区内の高砂と金町を結んでいる。JR常磐線とは、JR金町駅の南口で接続する。
その両線が接続する南口にあるのが「麺や月星」。味が安定しているので、地元で人気は高い。メニューを豊富で、ラーメンや汁なし担々麺、油そばなど各種揃えているのだが、やはり、こちらの看板メニューは「つけ麺」だろう。
つけ汁は豚骨魚介。魚介に比べ豚骨風味が結構強く、甘味も立っている。麺はつけ汁とよく絡む、平打ちで縮れたものを使用。後半にモタれてくるところを、三つ葉とオリジナル調味料「ゆずわさび」の風味でカバーする設計か。
ただ「ゆずわさび」は汁の風味に負けるので、汁に溶かず麺に付けて食べるのが良いだろう。更に、卓上には濃縮された「ジャスミンティー」も。水で薄めて飲むのだが、これが爽やか。女性客を意識しているのだろうが面白い試み。これも安定した人気の秘訣か?
<店舗データ>
【店名】 麺や月星
【住所】 東京都葛飾区金町6-3-3
【最寄】 JR常磐線「金町駅」徒歩1分
★2017年9月、駅南口再開発に伴い北口へ移転
★移転後の住所は東京都葛飾区東金町1-11-4
★移転するも2021年12月をもって閉店