人気家系「武将家」の3店目が浅草に爆誕
東京メトロ銀座線・田原町駅の3番出口から歩いて1分ほど。浅草通りの一本北を走る道に2024年10月5日にオープンした「家系らーめん 武将家 浅草店」へ。武将家は新中野武蔵家の系譜で、秋葉原に本店と姉妹店「外伝」の2店舗があり、今回はそれに続く3店舗目となる。オープン半年で閉店した「自家製麺 甚」の跡地に入居した形だ。
店内はL字カウンター10席。麺メニューは家系の「らーめん」1種類で、チャーシュー、半熟味玉、ほうれん草、海苔、刻み玉ねぎ、木耳などを追加可能だ。またホワイトボードには「本日のおすすめ」として生卵、コロ肉、かいわれ、くずれ玉子、ニラ、メンマ、旬の食材といったトッピングもラインナップしている。
麺量は並、中、大の三段階。ほか白ご飯、からしマヨチャーシュー丼、ネギ丼といった飯モノや、ツマミ類も充実。ビールやハイボールを飲ることも出来る。今回はチャーシュー3枚、海苔5枚、味玉、ほうれん草が乗る「武将らーめん」の並(1250円)と「ご飯 中(100円)」を注文。麺の硬さ、味の濃さ、脂の量は全て「ふつう」でお願いした。
着丼までは9分ほど。トロミのあるスープは豚骨をベースに鶏も効かせた濃厚な動物系出汁だ。醤油のカエシは強すぎず、出汁の旨味を前面に押し出したチューニングで旨い。合わせる麺は浅草開化楼の中太麺。歯切れが良く濃厚なスープとの相性は抜群だ。家系御用達の酒井製麺ではなく地元・開化楼の麺というのがまたアツい。
そしてチャーシューだが、貼り紙によると『当初、燻製チャーシューでの提供を予定しておりましたが、厨房設備が不十分のため当面は煮豚での提供となります』とのこと。なお設備が整い次第、煮豚は終売らしく、むしろ珍しいトッピングとなったか。味の染みた豚肩ロース肉が3枚。噛み応えがあり非常に美味である。
味玉も黄身ネットリで味が沁みておりライスと実に合う。ほかホウレン草と海苔5枚が乗る。卓上には胡麻、酢、ブラックペッパー、ニンニク、豆板醤、おろし生姜、カッパ漬物があるのでお好みで。ヘビー級の一杯、最後まで美味しく頂いた。次回は燻製チャーシューの提供が始まった頃に、改めて訪問することにしよう。
<店舗データ>
【店名】 家系らーめん 武将家 浅草店
【住所】 東京都台東区西浅草1-7-2
【最寄】 東京メトロ銀座線「田原町」3番出口徒歩1分
