長年、亀有の町を見続けてきた中華食堂「ピリカ」
漫画「こち亀」が40年の歴史に終止符を打った。亀有周辺で育ったので、連載終了は非常に寂しい。9月17日の最終巻発売を期に、JR亀有駅は「こち亀」仕様にラッピングされ、名残を惜しむファンで連日混雑している。
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こちらも亀有では歴史がある、駅の北口近くの中華食堂「ピリカ」へ。ピリカとはアイヌの言葉で「良い」「美しい」という意味があるそう。失礼ながら、突出して美味いということもないのだが、たまに寄りたくなるから不思議。隣町の綾瀬にも店舗を持つ地元密着店だ。
ラーメンだけでも、スタミナ、モヤシ、焼き肉、ルースー、天津麺など20種ほどあり、ほか餃子、つけ麺、焼きそば、チャーハン、スープから炒めものまで、豊富なメニューで界隈の勤め人の胃袋を満たしてきた。
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私がよく頼むのはチャーシューメン。大判で食べ応えのある肩ロースが5枚乗っていて、下町の贅沢品という感じが良い。多加水で啜りやすい麺と、化調で味を整えた鶏ガラベースのスープは、どこか懐かしい味。
亀有はここ10年ほどで「つけ麺 道」を始め多くのラーメン店が出店。実験的な店舗も多く、中には「兎に角」のように数年で撤退した有名店もある。その亀有に根を下ろし、歴史を見続けてきたピリカ。これからも長続きしてほしい。
<店舗データ>
【店名】 ピリカ 亀有店
【住所】 東京都葛飾区亀有3-25-1
【最寄】 JR常磐線「亀有駅」北口より徒歩1分
★2019年3月30日をもって閉店。
★同年9月、亀有に「ニューピリカ華」として開店。