ミシュラン常連店主の4店目は塩と餃子で勝負
丸の内線・本郷三丁目駅を出て、本郷通りを南へ歩いて3分ほど。本郷二丁目バス停そばに2021年1月31日にオープンした「ぷれじでんと」へ。こちらは「らぁめん小池」「中華蕎麦にし乃」「キング製麺」と、都内に人気店を展開するミシュラン常連店主・水原裕満氏の4店目となる新店だ。キングの次は「ぷれじでんと」と来ましたか。
店内はカウンター13席と、2人がけテーブルが2卓。エントランスの通路は狭いが、奥にはそこそこ広いスペースが。麺メニューは「塩ラーメン」の一本勝負。ほか、餃子とライスを組み合わせたシンプルなメニュー構成である。券売機にはラーメンよりも餃子のボタンが多く気になったが、今回は初志貫徹「塩ラーメン」のみをオーダーした。
待つこと5分ほどで、レアチャーシューが映える一杯が到着。スープは鶏と煮干、節などを丁寧に炊いた塩清湯で、乾物系の出汁も相まって旨みたっぷり。そこに、村上朝日麺製所特注の全粒粉入り中細ストレート麺が泳ぐ。スープとの相性の良さは言わずもがな。しなやかでコシもあり、小麦の香りも良い。箸もレンゲも止まらない。
幾重にも重なったレアチャーシューは味付け控えめ。スープの熱で変色する事なく、最後までピンク色のビジュアルをキープ。この下に、鶏つくね、青菜、刻みネギが隠れているサプライズも。シンプルながら、非常に満足度の高い一杯に仕上がっている。この店もまた行列店になるのだろう。気になっている方は、その前に是非!
<店舗データ>
【店名】 ぷれじでんと
【住所】 東京都文京区本郷2-26-9
【最寄】 東京メトロ丸の内線「本郷三丁目駅」徒歩3分
★2022年春頃に休業。その後、閉店
★跡地には2024年3月8日「本郷苑」が入居