限定麺も魅力的。野木駅前「七色の落書き」
JR東北本線・野木駅の西口を出てすぐ。ロータリーの目の前に2023年1月27日にオープンした「七色の落書き」へ。ご主人は栃木市「麺堂HOME」、小山「麺堂イズム」と人気店での修行を経て独立。屋号には「色々なラーメンを自由に作りたい」と思いを込めたそうだ。実際、レギュラーメニューに加え様々な限定麺を世に送り出している。
店内はカウンター8席と2人がけテーブル2卓の計12席。麺メニューだが、ラーメンは淡麗系「醤油そば」「塩そば」、濃厚系「鶏そば」「辛鶏そば」を提供。一方のつけ麺は、淡麗系「昆布水つけそば」、超濃厚系「鶏搾りつけそば」を用意している。なお、この日の限定麺は「カマス煮干しの冷やしそば」だそうだ。
悩んだが今回は淡麗系「醤油そば」を特製(1230円)で注文した。待つこと5分ほどで美しい丼が到着。スープは鶏ガラを丁寧に炊いた清湯に、スッキリした醤油のカエシを重ねたもの。まさに淡麗。表面に浮かぶ鶏油のコク、そして窯焼きの吊るしチャーシューからスープに移ったのだろうか、燻したような香ばしさも手伝って非常に旨い。
そこに全粒粉入りで、やや加水率低めの中細ストレート麺を合わせている。喉越しも小麦の香りも良く、スープとの相性も抜群だ。そしてチャーシューは豚肩ロース肉を、窯焼きと低温の2つの方法で調理し、それぞれ2枚ずつトッピングしている。それぞれ別のアプローチで肉の旨味を存分に引き出しており絶品だ。
味玉には那須御養卵を使用。ネットリとしたオレンジ色の黄身も、燻した香りがして美味である。ワンタンはしっかりした皮に小粒の肉餡がギュッと詰まっている。ほか、穂先メンマ、かもじ葱、柚子皮がトッピングされる。丁寧に作られた隙の無い一杯、美味しく完食した。次回は限定メニュー狙いで訪問してみるとしよう。
<店舗データ>
【店名】 七色の落書き
【住所】 栃木県下都賀郡野木町丸林408-1
【最寄】 JR東北本線「野木駅」西口徒歩1分