鶏×ホンビノスのつけ汁が絶品「麺堂イズム」
JR小山駅の南口から新幹線の高架沿いに南へ歩いて8分ほど。駅を出て最初の踏切のそばで営業する人気店「麺堂イズム」へ。ご主人の田中隆一氏は茨城県古河市にある行列店「麺堂 稲葉」で修業し2018年4月に独立創業した。店舗のある通り沿い、少し歩いた所に広い駐車場があるので自家用車でのアプローチも楽である。
カフェのような雰囲気の店内はL字カウンター7席とテーブル8席の計15席。 混雑時は先に食券を購入し、スタッフに渡してから軒先の椅子で待つシステムだ。麺メニューは「イズムのつけ麺」「イズムのらーめん」がそれぞれ醤油と塩の2種を揃えるほか、イズムの鶏そば、濃厚鶏つけめん、油そば、限定の「ニボ鶏そば」も提供。
また、サイドメニューには半ライス、鶏と豚のレアチャーシュー丼、水餃子を用意しており、一杯引っ掛ける事も可能だ。今回は具沢山の「特製つけ麺(1230円)」をオーダーした。待つこと7分ほどで麺を覆いつくすほど具沢山の丼が到着した。表面に油が浮きオイリーなつけ汁は、濃厚な鶏白湯にホンビノス貝の旨味を重ねたもの。
塩味控えめのマイルドな飲み口で、豚骨魚介とは全く違うオリジナリティ溢れる味わいだ。食感を残した刻み玉ネギが甘味を増幅させている。一方の麺は栃木市の磯屋商店の太麺。コシが強くつけ汁との相性も良い。チャーシューはレアな豚ロース肉と低温調理の鶏胸肉が2枚ずつ。どちらも肉の旨味を存分に楽しめる逸品だ。
ほか黄身がトロリとした味玉、ホンビノス貝、柔らかく甘めの味付けの極太メンマ、三つ葉、味変用のレモンが乗る。流石の一杯、美味しく完食した。なお以前は定休日に「HEIDIBURGER」というハンバーガー店をセカンドブランドとして展開していたが、2022年末に佐野市の道の駅「どまんなかたぬま」に移転した。機会があれば寄ってみよう。
<店舗データ>
【店名】 麺堂イズム
【住所】 栃木県小山市天神町2-3-5
【最寄】 JR東北本線「小山駅」南口徒歩8分