麺屋こうじ2店舗目「牛久大勝軒」が今は・・・
「中華蕎麦 とみ田」「つけ麺 道」「麺屋一燈」「ほん田」など、一流ラーメン店主を多く輩出してきた麺屋こうじグループ。代表の田代浩二氏は「東池袋大勝軒」の故・山岸一雄氏の元で修業し、茨城県佐貫に1号店をオープン。その後、牛久大勝軒、荒川沖「麺屋ゆう」などを手がけ、瞬く間に多店舗化に成功し、一大グループを築いた。
その麺屋こうじグループが2店舗目に手がけた「牛久大勝軒」だが、現在は屋号を変え後継店「大勝軒ROSSO」として営業中だ。これが今回訪れた店である。店舗はJR常磐線・牛久駅から東南方向に歩いて50分ほど。県道48号線=土浦竜ケ崎線沿い、女化北交差点の南250mの場所にある。車で行くことを強くお勧めしたい立地だ。
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麺メニューは、濃厚豚骨魚介の「らーめん」「つけ麺」が醤油と味噌の2種あるほか、あっさりスープの「大勝軒つけ麺」や「淡麗鳥そば」、二郎インスパイア「角ふじ麺」なども提供している。つけ麺の麺量は並が150gで、女子120g(並と同料金)、中200g(プラス30円)、大300g(100円)、特400g(200円)、メガ500g(300円)まで用意。
また、屋号のROSSO(=赤)に合わせて、濃厚なトマトスープにチーズとバジルを合わせた「トマトつけ麺」も提供し名物となっている。まかない丼、ローストポーク丼といった飯モノや、肉餃子、しそ餃子も提供。今回はシンプルに「味玉つけ麺 並盛(920円)」をオーダーすることに。ROSSO限定「トマト」は次の機会に取っておこう。
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麺の茹で時間が長いので、着丼までは10分少々。もはや説明不要だが、麺屋こうじグループらしい濃厚で粘度の高い豚骨魚介のつけ汁に、ハリとコシのある太ストレート麺の組み合わせ。つけ汁は甘みも塩味も強く、後半はやや食べ疲れる感があるが、スープの出来は流石のクオリティだ。麺も艶々で喉越しも良い。
チャーシューは厚切りのバラ肉で、つけ汁の中に入った状態で提供されるので熱々でトロトロだ。味玉は黄身がトロリと流れ出すタイプ。ほか、つけ汁にメンマ、ネギ、ナルトが入る。割りスープは昆布や煮干し、鰹の厚削り、ドンコを一晩漬けた和風出汁。こいつを注ぎ込みサッパリと完食した。この味、この組み合わせ。もはや様式美。
<店舗データ>
【店名】 大勝軒ROSSO(ロッソ)
【住所】 茨城県牛久市女化町648-3
【最寄】 JR常磐線「牛久駅」徒歩50分