今日は少々長文なのでお時間のある時にご覧ください
子育てにおいて受験は一大イベントです
お子さん本人にとっては人生の分岐点と言っても過言ではないでしょう
国を問わず、学力や才能を持ちつつも
その能力を開花させて活躍することが出来る人はほんの一握り・・
その一握りの中から
有名アスリートとなった選手たちの舞台裏には必ずご両親や身近な人の大きな支えとその影響
そして本人の素直な性格などが隠れていますよね
学力で優秀な成績を修め社会で活躍し、充実した人生の中で幸せを掴む・・
出来ることなら私もわが子にそうした人生を送ってほしいと願う一人の親です
しかし皮肉なもので受験期になって初めて知るわが子の性格や本心
そして子育てにおける自分の力不足を痛感することになる場合も多々あります
良かれと思ってやってきたことでも、間違っている場合もあるんですよね
受験に強いとはどういうことか?
これには複合的要素が入ってきます
そこまで積み上げてきたお子さんの忍耐力、努力する姿勢、素直さ、感謝する気持ちや諦めない粘り強さ、度胸等も
含まれまれてくることを親御さんが理解して子育てをしていく必要があります
どんな場面においても”度が過ぎる”のは好ましくありません
優しすぎても、冷たすぎても、甘やかしすぎも厳しすぎも、過ぎるのは良くないんです
私の尊敬する人の受け売りですが、「人生に平衡感覚を持て」というところに通じてくると思うのですが
何事にもバランスよく取組み、たくさんのことを経験して、より豊かな知識を基盤に器の大きな人間に成長することが
受験には必要なのだと感じています
中学受験においてはお子さんはまだ親御さんの考えていることが漠然としか理解できないでしょう
褒めてほしい、受け入れてほしい・・という気持ちを優先させるお子さんは親御さんを喜ばそうと
反抗することもあまりなく素直に受験に向かっていくはずです
しかし、高校受験になるとお子さんは親御さんたちの考えを察し、それに対しての自己主張も強くなります
また親御さんの言動に不公平や違和感を感じて反発してくることも多々ありますね
お子さんをかわいがり大切に育てることはとても良いことですが、甘やかしの度が過ぎてしまうと
自己主張が強くなりすぎ、調和の取りにくい状態を作ってしまうことになりかねません
かわいがって、愛情をたっぷり注いで育てたはずなのに
なぜか我儘で、素直さに欠ける性格が受験勉強の邪魔をします
自己主張が強いことで、学習中の指摘や指導を素直に受け入れられなくなるからです
厳しく躾をされながら育てられたお子さんは社会的ルールを尊重し人当たりもよく
自立した後もお子さんを守ってくれる人格を育てますよね
しかし、厳しさも度が過ぎると自尊心の乏しく自分に自信のない状態を作り出し
ここぞという時に実力を発揮できないというデメリットも出てきます
学習中はできることも、緊張や自信のなさから気後れし、入試本番で出来なくなってしまうこともあるんです
いかがでしょう?
受験期になったからと慌てても間に合わないことが学習以外にたくさんあると思いませんか?
まだまだ書きたいことはあるのですが、今日はここまでにします
3月15日の講演ではこうした内容にも触れていきたいと思っています
ご都合が合うようでしたらぜひご予約下さい