小学生から中学生になる時は意外とはっきりした違いがわかるので
生徒さん自身も気持ちを引き締める部分がありますが
中学生から高校生になる時はあまり意識していない事が多いようです
しかし、受験スタイルも違いますし
学習法そのものが変わる事に速い段階で気がついて欲しいと思っていますが
なかなかそうならないのは、環境の影響かもしれないと思います
大学受験では内申はありません、高校卒業資格としての単位の習得となります
高校受験は内申点が含まれるので、その為に学校の成績を優先しがちですが
大学受験は違います
上位大学に進学する生徒さんが校内でトップにいるのは、その為に努力したというよりは
結果論で、入試に向けて学習している結果学校の成績も上位になったという感覚の方が正しいと思います
校内で上位をとっているから難関校に受かるのかと言えば別問題なのはそういう事ですね
大学受験は本人の受験です
周りがどんなに応援しようとサポートしようとそこに本人の意志がなければ名の通った大学への進学は
難しいでしょう
しかし、環境によってその意思を固くするかどうかも変わってくるものです
塾や予備校に頼らず自分の力だけで上位難関大学に進学する生徒さんも稀にいますが
我が子がその1人だと思われるならこのお話は役には立たないと思います
昨日は新高3の数学特訓で「ベクトル」が終了しました
新高3にとって既に未習単元があるというのは黄色信号です
逆算して考えると、1、2年生の間に単元学習を終わらせる必要があります
もちろん、入試に使う全ての教科とはいきませんから
英語、数学といった主要教科は最低終わらせておきたいものです
1年生には1年生の2年生には2年生の学習計画を設け、計画に沿った内容での学習理解が必要です
昨日は3年生一人一人にダイアリーを用意しました
入試までのダイアリーです
月ごとのカレンダーには講師が書き込みます
目標点、学習範囲、模試のスケジュールそして自習範囲などで、自習に関しても何時までにどこまでを終わらせるかを
指示しておきます
日ごとのカレンダーには生徒本人が書き込みます
主に今日学習した内容の教科とページを書き込みます
また、昨日は自習用教材を各教科分渡しました
これは、自習がより成果を上げる為のものになるように、生徒が選ぶのではなく
講師が選んだ教材で自習してもらう為です
1年間を通して何をすべきか、どの程度するのかが視覚化されていると「やる気を支える環境」が整い始めるのでしょう
大学進学を目指すご家庭にとって、お子さんのやる気が見られないとお子さんを責める前に
その環境が整っているかを考えてみる事も必要だと思います
まだまだ子ども、自分から目標を掲げ邁進する子どもはそう多くはありませんから・・
一緒に計画を作っていきましょう!
特に受験生には必要ですね、この春しっかりスタートしましょう!!