当教室では今年度より小学生のご指導について内容の変更があります
私立中学受験を停止し、受験は公立中高一貫校のみとさせて頂き
また、算数・作文・英語の3教科をクラスにてご指導させて頂く事になりました
現在通塾されている生徒さんに関してはそのままで目標にあったご指導をさせて頂きますのでご安心ください
小学校のテストは単元ごとになっていますから、お子さんの理解度や学力そのものを
正確に知る事はあまりできません
中学に入ってから範囲の広いテストになり、初めて弱点が浮き彫りになって来るというのが一般的です
体験授業や通塾される小学生さんの最近の傾向は
「図形が出来ない」「文章問題で式を立てられない」とお子さん本人からの言葉を聞く事がありますが
そこまで気がついていること自体に感心します
「ここが出来ない」と気がついていると勉強の仕方を変えたり、良い教材を探したりするのが一般的かもしれません
苦手な分野をまずは家庭で取組むのも良い事です
しかし、ありがちなのはお母さんやご家庭の方と学習するとその分野が嫌いになってしまうと言うケース
そもそも苦手だからやっているのに、なかなか出来ない事で教える方に焦りが出て
その解説でさらにわからなくなってしまったり・・という悪循環になりやすいです
例えば低学年でいうと時計の問題がなかなか理解できないと、なぜ理解できないのか?
と教える方も教わる方もイライラしてしまいがちです
また日頃から「教材」という分野に触れていないと、どれが良問か、どれがお子さんに合っているか
がわかりにくく書店で選ぶのも大変な作業になったりもしますね
特に難しいのは図形問題の良問でしょう
お子さんにとって何が難しく感じているのかによって学習内容も変わってきます
面積や体積の問題になって「図形ができない」と気がついたという場合などは
よくよく遡って、何が理解できていないのかをまずは探る必要があるでしょう
学校の授業で教わる図形は暗記する定義や定理ですが、実際解くにはそうした
決まりを問題に合わせて使う訳ですから、その一通りの流れの中の何に躓いているかを
教える側が把握する必要があります
お子さんの考え方の「癖」もありますし、低学年だから教えるのは簡単と思われがちですが
なかなか難しいですね
文章題は、一文の問題から増やしていくと理解しやすくなりますが
国語の問題と、想像力の問題があります
文章から式を立てるには、まず文章にある問題を自分で図にしたりして視覚的にも理解できた方が良いです
その図を書く事を習慣にしておくと中学や高校になってからも非常に役立ちますから
多少時間がかかっても文章から図を書く事を毎回する事でだんだん文章題に強くなっていきます
こうした学習をするにも、お子さん本人が嫌いになってしまっては先に進む事もできませんね
子どもが意欲的になるには、その問題の質が関係するでしょう
当教室では嫌いにならずに意欲的に取組むきっかけ作りとしての教材を始めに使います
この教材はとても役立っていて小学生さん達はこの問題が大好きです
文章題なのに読む事を億劫がらず計算、図形、速さ、単位など
様々な分野の学習ができます
この教材で学習する事で勢いがつくと言った感じで、他の教科も意欲的に学習するようになってくる気がします
もちろん、この教材を使った授業での解説のわかりやすさも大切な要素です
ほどよく考え、ちょうど良い所でヒントを出す、そして最後に考え方を指導する
子ども達の真剣に考えるキラキラした瞳は本当に見ていて清々しい物です
やらされるのではなく進んでやる子へ!
小学生の算数はクラスで行っていきます