今日は、都筑区休日急患診療所の当番でした。横浜市では、休日には2カ所の診療所で耳鼻咽喉科の診療を行っています(横浜市休日耳鼻咽喉科救急当番表)。今日は都筑区と保土ヶ谷区が担当でした。
昨年の今頃は、新型インフルエンザの流行(過去10年間との比較グラフ(インフルエンザ))で休日急患診療所も混みあっていましたが、今日は患者さんもそれほど多くありませんでした。暖かくて風邪をひいている人も少ないようです。耳鼻科の病気は気候に大きく左右されます。
昨年の今頃は、新型インフルエンザの流行(過去10年間との比較グラフ(インフルエンザ))で休日急患診療所も混みあっていましたが、今日は患者さんもそれほど多くありませんでした。暖かくて風邪をひいている人も少ないようです。耳鼻科の病気は気候に大きく左右されます。
秋から冬にかけては、風邪から副鼻腔炎や中耳炎を発症する方が多く、春は花粉症です。夏には、患者さんの数は、冬や春の半分から1/3ぐらいになることもあります。またスギ花粉の量は、前の年の7月の日照時間が一番大きく関係するとされています。今年は7月の天気が良かったので、来春の花粉は多いと予想されています。花粉症の方は、ご用心ください。
私のスウェーデンでの恩師は、気温や湿度と鼻の病気との関係を研究されていました。大変ユニークな研究で、その後そのような研究を本格的にやっている人はいません。しかし、中耳炎や副鼻腔炎といった感染症が気候に左右されるのは確かなので、その治療が有効かどうかといった臨床的研究には、気候の要素を考慮しなければいけないはずです。これについては、いつか調べてみたいと思っています。