横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

iPhoneとiPad

2010-10-19 11:33:35 | 院長ブログ
Palmをご存知でしょうか。ウィキペディアによれば、スケジュール、ToDo、住所録、メモなどの情報を携帯して扱うための小型機器を、1990年代初頭アップルCEOだったジョン・スカリー(アップルの創業者スティーブ・ジョブズをアップルから追放した人です)がPDAと名づけました。1990年代のPDAの代表がPalmです。言ってみれば電子手帳なのですが、ソフトウェアのインストールやカスタマイズが可能で、情報をパソコンと同期でき、デザイン性にも優れたものが多く、当時としては画期的な製品で、便利さと楽しさを併せ持っており、愛用していました。

当時Macと同期して使用するためには、OSにパッチを当てる(改造プログラムを手に入れてインストールする)などの必要がありましたが(要するにウインドウズを使っている人より、Macを使っている人の方が手間とお金が少しよけいにかかる)、その作業自体けっこう楽しかった記憶があります。開業して毎日のスケジュールにバリエーションがなくなったため、いつの間にか使わなくなりましたが、Palm の便利さ楽しさは、記憶に焼き付けられています。

電話もかけられるPDAがスマートフォンです。
iPhone以前にもスマートフォンはあったのですが、Macとの互換性を考え、それにiPodも愛用していましたので、iPhoneの発売を待って、発売直後に買いました。
ケータイとPalmとiPodが3つがひとつになったような道具ですから、待望の製品でした。

ところがiPhoneを実際に使ってみると、その3つの機能よりも、インターネット端末として使うことが圧倒的に多かったのは、予想外でした。何か知りたいことがあったら、いつでもどこでもその場でGoogleです。
スケジュール管理にも使うのですが、Palmのときと大きく違うのは、データが自分のパソコンにあるのではなく、Googleカレンダーのサーバにあるということ。
情報は個人が所有するのではなく、好きなとき、必要なときに、その都度手に入れる時代になったのだと、認識しました。これなら、自宅のパソコンと仕事先のパソコンに同じデータを入れておくように気を使うこともなく、必要なら他の人とデータの共有も簡単です。
ただ問題は、電波がとどかないところでは、iPhoneもただの箱になってしまうことです。

iPadは前評判が高かったのですが、要するに中途半端に大きい電話をかけられないiPhoneなのにどこが良いのか、とりあえず体験しようと買いました。医師会の秋の会であざみ野棒屋先生が、フォースの力でiPadを手に入れられましたが、私のフォースは弱くて、そのようなことはとても叶わず、自腹のiPadです。

使って実感したiPadとiPhoneの、単純だけど決定的な違いは、画面の大きさと美しさです。なるほどWebページを見るのに、最適な大きさと、美しさ、そして軽快さでした。
電子書籍は、今のところ読みたい本が全く電子化されておらず、将来に期待です。また自宅では無線LANで寝転んでインターネットしていますが、外ではWi-Fi(無線LAN)を使える場所がまだ少なく、一度羽田空港で使っただけです。
写真を見るのにも、この美しさ使い勝手は、かなりのものです。最上級のフォトスタンドですが、フォトスタンドにしては、高価です。ちなみにiPad用のスタンドはどれも何千円もするのですが、私は無印良品のバス用ブックスタンド588円に置いてあります。



コメント (2)
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