横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

自然エネルギー

2011-09-14 17:46:47 | 院長ブログ

今日は休診日で、久しぶりに朝刊でも読もうかと手にとると、昨日の朝日新聞でした。“ひと”欄に紹介されていたのは、トーマス・コバリエルさん。スウェーデン・エネルギー庁長官を先月辞し、ソフトバンクの孫さんが私財を投じて立ち上げたという、自然エネルギー財団(東京)の理事長に就任しました。孫さんに「日本で原発事故を二度と起こさないために」と、電話で口説き落とされたそうです。

“スウェーデンでは、1980年の国民投票で、2010年までに12基あった原発を段階的に廃棄していくことが決まりましたが、30年の間に期待された代替エネルギーの開発は進まず、廃棄された原発は2基にとどまっていました。このため2010年という期限は延期され、今後も代替エネルギーの開発と省エネの努力を重ね、それでも現存の原発の寿命が来るときに間に合わなければ、新規の原発も建設するということになりました。

これは、5月7日のブログに書きました。

 “最終処理施設というのは、日本にはもちろん世界中にもないそうです(テレビではフィンランドとスウェーデンにしかないと言っていましたが、ネットで見ると、フィンランドが来年から稼働、スウェーデンが2013年着工、2020年の稼働をめざすとありました)。

これは、9月9日のブログに書きました。

北欧は自然エネルギーの先進国で、デンマークでは風力発電が国全体の電力の2割を賄い、2025年には5割以上になる見込みです。また、デンマークは風力発電機の輸出も盛んで、大きなビジネスになっています。スウェーデンでも、早くから原発からの脱却を目指していました。しかし、まだそれを果たせないでいます。しかし、原発をすぐ止められないとなれば、その後始末はきちんと行うべく、最終処理施設の建設をスタートさせました。

日本の技術力を持ってすれば、北欧を上回る代替エネルギーの開発ができるのではないでしょうか。2度の原爆と福島の事故を経験した日本が、自然エネルギー開発の最先端に立って、その技術を世界中に輸出するというのは、夢のまた夢なのでしょうか。


コメント
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