横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

蟹 鰻 蛍

2012-05-30 21:17:37 | 旅行、レストラン

午前中は、今年最後の学校健康診断。300人以上の生徒さんの健康診断は、思ったより時間がかかって、終了したときはもうすぐ12時。午後1時から、法人の決算の件でクリニックで税理士さんとお会いする予定だったので、昼食は学校からクリニックに向かう途中にある蟹屋さんに飛び込みました。ランチなので、割安でずわい蟹料理を食べられましたが、それにしても予定外の大御馳走となってしまいました。でも、午前中かなりハードに仕事をしたし、午後もしっかり仕事があるので、夜を軽めにすれば、OKでしょう。

夜は、あざみ野棒屋先生のブログで教えていただいた、寺家乃鰻寮。ふるさと村は近いし、好きでときどき行っているので、蛍が見られることは知っていたのですが、この季節の夜訪れたことは一度もなかったし、この店も前身のレストラン四季の家が寺家乃鰻寮になってからは、はじめてです。ダイエット中の私の注文したのは、うなトロそば。とろろそばに、小さな鰻が乗っているだけなのですが、今夜の私にはちょうどいいボリュームで、しかも鰻もそばもかなりおいしかったです。棒屋先生、ありがとうございました。

私たちが食べている間は、店も閑散としていたのですが、そのうち団体のお客さんが入って来ました。入れ違うようにして、私たちが店を出たのは、7時10分ごろ。その時間は、外はまったく人がいなくて暗闇が怖いぐらいでしたが、その中で蛍を1匹発見。実は、蛍を見るのは生まれてはじめてで、その神秘的な美しさに、胸を打たれました。さらに進んで行くと、何匹もの蛍が飛んでいます。すぐ近くまで飛んでくるものもいて、一匹などは横を歩いていた家族のお腹に止まって、光っていました。

そのうち人も車も増えてきました。子供たちが、蛍を捕らえようとするのは、ある意味自然なことです。美しいものを我が手中にしようというのは、本能的なことかも知れません。しかし、蛍は家に持ちかえって飼えるものではなく、自分たちの一晩の慰みに、それも一匹で満足せず、何匹もつかみ取り、叩き落とすのを、親も囃し立てているのを見るのは、少し悲しかったです。でも、一方で、蛍は採りに来たんではないんだよ、と親が教え、子供たちも蛍の方に精一杯手を差し伸ばして、ここに止まっておくれと言うだけで、ひたすら嬉しそうにしている、そういう親子もいたので、ほっとしました。

ともかく、感動的な夜でした。棒屋先生、ありがとうございました。

コメント (2)
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