横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

日経メディカル 小児鼻副鼻腔炎と超音波検査

2010-10-20 15:44:32 | 院長ブログ
 今朝、日経メディカルという、医師向けの雑誌の記者さんから取材を受けました。テーマは小児鼻副鼻腔炎の診療と超音波検査についてです。お話しした内容は、
 
1. 小児鼻副鼻腔炎の診断において、粘性の鼻汁とともに痰がらみの咳が重要であること。鼻の症状は目立たず、夜や朝の痰がらみの咳が何週間も続いて受診するお子さんも多いのです。

2. 鼻の中の所見が重要なこと。同じ鼻汁という症状であっても、鼻汁の性質によって、アレルギーか鼻副鼻腔炎か見当がつくこともあります。鼻汁が何週間か続いたとき、ご家族はアレルギーだと勘違いされる場合も多いようですが、副鼻腔炎もけして稀な病気ではありません。

3. 子供さんは自分でうまく症状を訴えられないし、鼻の奥まで見ることも難しいことがあるので、画像診断も有用なことが多いこと。とくに超音波検査は侵襲なく繰り返し行える検査です。

4. 治療の第一は鼻処置であり、薬物療法だけではなかなか治らないこと。

5. 抗生物質は、必要ないときは使わない、必要なときには効く薬を選んでしっかり使うこと。

などです。


 取材のとき、日経メディカルの今月号をいただきましたが、特集は”iPadで変わる医療”でした。
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iPhoneとiPad

2010-10-19 11:33:35 | 院長ブログ
Palmをご存知でしょうか。ウィキペディアによれば、スケジュール、ToDo、住所録、メモなどの情報を携帯して扱うための小型機器を、1990年代初頭アップルCEOだったジョン・スカリー(アップルの創業者スティーブ・ジョブズをアップルから追放した人です)がPDAと名づけました。1990年代のPDAの代表がPalmです。言ってみれば電子手帳なのですが、ソフトウェアのインストールやカスタマイズが可能で、情報をパソコンと同期でき、デザイン性にも優れたものが多く、当時としては画期的な製品で、便利さと楽しさを併せ持っており、愛用していました。

当時Macと同期して使用するためには、OSにパッチを当てる(改造プログラムを手に入れてインストールする)などの必要がありましたが(要するにウインドウズを使っている人より、Macを使っている人の方が手間とお金が少しよけいにかかる)、その作業自体けっこう楽しかった記憶があります。開業して毎日のスケジュールにバリエーションがなくなったため、いつの間にか使わなくなりましたが、Palm の便利さ楽しさは、記憶に焼き付けられています。

電話もかけられるPDAがスマートフォンです。
iPhone以前にもスマートフォンはあったのですが、Macとの互換性を考え、それにiPodも愛用していましたので、iPhoneの発売を待って、発売直後に買いました。
ケータイとPalmとiPodが3つがひとつになったような道具ですから、待望の製品でした。

ところがiPhoneを実際に使ってみると、その3つの機能よりも、インターネット端末として使うことが圧倒的に多かったのは、予想外でした。何か知りたいことがあったら、いつでもどこでもその場でGoogleです。
スケジュール管理にも使うのですが、Palmのときと大きく違うのは、データが自分のパソコンにあるのではなく、Googleカレンダーのサーバにあるということ。
情報は個人が所有するのではなく、好きなとき、必要なときに、その都度手に入れる時代になったのだと、認識しました。これなら、自宅のパソコンと仕事先のパソコンに同じデータを入れておくように気を使うこともなく、必要なら他の人とデータの共有も簡単です。
ただ問題は、電波がとどかないところでは、iPhoneもただの箱になってしまうことです。

iPadは前評判が高かったのですが、要するに中途半端に大きい電話をかけられないiPhoneなのにどこが良いのか、とりあえず体験しようと買いました。医師会の秋の会であざみ野棒屋先生が、フォースの力でiPadを手に入れられましたが、私のフォースは弱くて、そのようなことはとても叶わず、自腹のiPadです。

使って実感したiPadとiPhoneの、単純だけど決定的な違いは、画面の大きさと美しさです。なるほどWebページを見るのに、最適な大きさと、美しさ、そして軽快さでした。
電子書籍は、今のところ読みたい本が全く電子化されておらず、将来に期待です。また自宅では無線LANで寝転んでインターネットしていますが、外ではWi-Fi(無線LAN)を使える場所がまだ少なく、一度羽田空港で使っただけです。
写真を見るのにも、この美しさ使い勝手は、かなりのものです。最上級のフォトスタンドですが、フォトスタンドにしては、高価です。ちなみにiPad用のスタンドはどれも何千円もするのですが、私は無印良品のバス用ブックスタンド588円に置いてあります。



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休日急患診療所 気候と耳鼻科

2010-10-17 20:04:34 | 院長ブログ
 今日は、都筑区休日急患診療所の当番でした。横浜市では、休日には2カ所の診療所で耳鼻咽喉科の診療を行っています(横浜市休日耳鼻咽喉科救急当番表)。今日は都筑区と保土ヶ谷区が担当でした。

 昨年の今頃は、新型インフルエンザの流行(過去10年間との比較グラフ(インフルエンザ))で休日急患診療所も混みあっていましたが、今日は患者さんもそれほど多くありませんでした。暖かくて風邪をひいている人も少ないようです。耳鼻科の病気は気候に大きく左右されます。
 秋から冬にかけては、風邪から副鼻腔炎や中耳炎を発症する方が多く、春は花粉症です。夏には、患者さんの数は、冬や春の半分から1/3ぐらいになることもあります。またスギ花粉の量は、前の年の7月の日照時間が一番大きく関係するとされています。今年は7月の天気が良かったので、来春の花粉は多いと予想されています。花粉症の方は、ご用心ください。
 私のスウェーデンでの恩師は、気温や湿度と鼻の病気との関係を研究されていました。大変ユニークな研究で、その後そのような研究を本格的にやっている人はいません。しかし、中耳炎や副鼻腔炎といった感染症が気候に左右されるのは確かなので、その治療が有効かどうかといった臨床的研究には、気候の要素を考慮しなければいけないはずです。これについては、いつか調べてみたいと思っています。
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鶴見川サイクリングでららぽーとへ

2010-10-11 10:38:50 | 旅行、レストラン

iPhoneから送信

上の写真はiPhoneで撮った写真を直接メールでアップロードしたものですが、どうしても画像が小さくなってしまいます。

そこで帰宅してから、改めてこの記事を書いています。

今日はららぽーとに用があったのですが、庭に出たら最高の天気だったので、


ららぽーとまで、鶴見川沿いを自転車で行くことにしました。
まず、近所の諏訪神社に寄ってお参り。お社の両脇に植えられたキンモクセイがまだ香っています。神社の近くには畑がまだ残っていますが、その片隅でひょうたんを見つけました。


神社の前を通ってしばらく坂を下っていくと鶴見川に出ます。


サイクリングロード沿いには、コスモス、キバナコスモスが咲き乱れています。西洋アサガオ、彼岸花もまだ咲いていました。


鶴(本当は鷺の一種でしょうか)と亀を見つけました。対岸なので小さくて見えにくいかも知れませんが、白い鳥のすぐ後ろの壁を亀がよじ登ろうとしています。


愛機です。長いこと使っていなかったのですが、少し前に息子が整備してくれて、また乗れるようになりました。


今日は写真を撮りながらゆっくり走ったので、50分ぐらいかかりましたが、普通に走ればららぽーとまで30分ぐらいです。少し入っただけで静かなところがあります。いい空気の中、いい運動にもなりました。

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動画のアップロード試行錯誤中(愛犬ひまわり通称ひま)

2010-10-06 17:50:01 | 院長ブログ

これは、遠吠えしているのでも、あくびしているのでも、食べ物が落ちてくるのを待っているのでもありません。ひまはよく、風が吹いているとき、空を見上げます。気持ちの良い風を感じようとしているのか、いつもは届かない匂いを嗅ごうとしているのか。今日は本当にいい天気で、いい風が吹いていました。

動画をアップしたいのですが、もうひとつやり方がわかりません。試しにひまを撮ってアップしてみます。

このサムネイルをクリックすると、リンクからひまの動画が見られます。リンクの形でなく、このページに直接動画を載せたいのですが、それができるのかどうか、まだ分かりません。
リンクしなければ見られないのなら、YouTubeにリンクした方が簡単です。
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